G大阪MF満田誠が移籍後初のボランチ出場「誰かがやらないと」先制点の起点、守備でも奮闘
2025年4月29日(火)21時42分 スポーツニッポン
◇明治安田J1リーグ第13節 G大阪2-1京都(2025年4月29日 パナスタ)
G大阪は京都に2—1で競り勝ち、3試合ぶりの勝ち点3を獲得した。
FW宇佐美貴史が1得点1アシスト、FWデニス・ヒュメットも1得点1アシストで存在感を発揮したが“縁の下の力持ち”になったのが、移籍後初のボランチ起用となったMF満田誠だった。
「役割は全然変わってくる。でも勝つために必要なことなら誰かがやらないといけない。それが今回は自分だった」。MFネタ・ラヴィが負傷離脱中で、さらにMF美藤倫も負傷。本職はトップ下など攻撃的なポジションだが、人員不足による急きょのボランチ起用にも迷いはなかった。
前半10分には先制点の起点になる縦パスを通した。また中盤の守備でも激しく戦い、球際に強い京都の自由を奪った。カウンター主体の戦いで、守備だけではなく攻撃にも積極的に参加した。走行距離は両チーム3番目の数値となる10キロ869メートルを計測。足がつるほどのハードワークを、90分間やりきった。
攻撃のタレントとして知られる男が守備でも輝きを見せた一戦。負傷者多発のチームにあって、今後の新たな選択肢を与えた。