G大阪 5試合ぶり先発復帰の宇佐美弾で京都撃破 「プレーで、結果で示さないと」

2025年4月30日(水)6時0分 スポーツニッポン

 ◇明治安田J1リーグ第13節 G大阪2-1京都(2025年4月29日 パナスタ)

 明治安田J1リーグは8試合が行われ、G大阪は5試合ぶりに先発復帰したFW宇佐美貴史(32)が3試合ぶりの勝利に導いた。前半10分の先制弾に加え、同27分にはFWデニス・ヒュメット(28)の初ゴールをアシスト。前節首位の京都に2—1で競り勝った。京都は3位に後退。鹿島は横浜FCを3—0で下し、3連勝で首位に浮上した。新潟に敗れた広島は4連敗となった。

 電光石火の一撃だった。前半10分、右サイドからのヒュメットの高速クロスを右足で合わせたのはエース宇佐美。「クロスが速かったので、シュートに力はいらない。あのパスの強さがサポートしてくれた。あとはしっかり枠にさえ入ればというイメージでした」。シュートはポストを叩いて吸い込まれ、待望の先制点となった。

 2日の町田戦以来5試合ぶりのスタメンとなった一戦は、不退転の決意を持って臨んだ。足の違和感がぬぐえた前節25日のFC東京戦で復帰したが、終盤の3失点で大敗。チームは直近5試合で3得点しか挙げられず、14位に低迷していた。ネタラヴィやウェルトンら主力も負傷離脱中。だが、その現実と向き合い、自らが先頭に立つことを宣言した。

 「苦しい空気がチームに流れている時、どう打開していくか、どう打破していくか。それは自分たちがやらないといけないこと。僕も含めて年齢が上の選手は責任を持つ。プレーで、結果で示さないといけない」

 ヒュメットの移籍後初得点をアシストした前半27分のシーンは、自陣深くまで戻ってからの攻撃参加だった。守備でも奔走。球際でも泥くさく戦った。

 1点差に迫られた後半は防戦一方だった。決して満足できる勝利ではないことも口にするが、それでも前節首位のチームを止めた意味は大きい。「メンタル的な面も含めて、自分のコンディションもどんどん上がっていくんじゃないですか」。手にした3試合ぶりの勝ち点3を、5月反攻へつなげていく。 (飯間 健)

スポーツニッポン

「G大阪」をもっと詳しく

「G大阪」のニュース

「G大阪」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ