アルピーヌの限定車『A110ツール・ド・コルス75』日本導入が決定。1975年のラリーカーをイメージ

2022年7月12日(火)19時16分 AUTOSPORT web

 7月12日、アルピーヌ・ジャポンは、世界的に知られるフランスのラリー『ツール・ド・コルス』を戦ったルノー・アルピーヌA110をイメージした限定モデル『アルピーヌA110 ツール・ド・コルス75』を日本市場に導入すると発表した。


 地中海に浮かぶフランスのコルシカ島は、“Ile de Beauté(美の島)”と呼ばれる美しい風景で有名であると同時に、ラリーの開催地としてその名を知られている。1956年に同地で初開催されたツール・ド・コルスは、延々とコーナーが続くコースの特長から“1万のコーナーを持つラリー”とも称される伝統のイベントだ。


 そんなツール・ド・コルスにおいて、アルピーヌは先代A110が1968年と1970年、さらに1972年、1973年と合計4回もの優勝を達成している。しかし、人々の記憶に強く残っているのは、アルピーヌが激闘の末に2位となった1975年大会だ。


 この年、イエローを基調とした印象的なカラーリングを纏ったルノー・アルピーヌA110は、パワーで勝るライバルに対し、軽量なボディと優れたハンドリングを武器に驚異的な追い上げを見せ、優勝まであと一歩というところまで迫った。最終的な結果は2位と、2年ぶりの優勝には届かなったものの、大パワー車をギリギリまで追い詰めたこの戦いは、“記憶に残るラリー”として今でも語られている。


 限定車『アルピーヌA110 ツール・ド・コルス75』は、この1975年のラリーを戦った先代A110の精神を受け継ぐモデルとして登場。


 その特徴は、ジョン・トゥルヌソルとノワール・プロフォンMの専用2トーンカラー、専用デカール、ブリリアントホワイトのグランプリ・ホイールなど、1975年のツール・ド・コルスを戦った先代モデルをイメージさせるカラーリングが施されている点だ。


 俊敏性と快適性を両立させ、正確なハンドリングをもたらすアルピーヌシャシーに、最高出力300PSのハイパワーエンジンを組み合わせたアルピーヌA110 ツール・ド・コルス75は、近日中に日本にも導入される。なお、導入時期については後日アナウンスされる予定だ。

限定モデル『アルピーヌA110 ツール・ド・コルス75』
1975年のツール・ド・コルスで2位となったルノー・アルピーヌA110

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