MotoGP:カザフスタンGPがキャンセル。代替えにエミリア・ロマーニャGPを9月20~22日に第14戦として開催へ
2024年7月15日(月)23時28分 AUTOSPORT web

7月15日、FIM、IRTA、ドルナスポーツは、ロードレース世界選手権MotoGPにおける2024年シーズンのスケジュール変更を発表した。シーズン後半に延期されていたカザフスタンGPが中止となり、その週末に第14戦エミリア・ロマーニャGPを開催する。
本来、カザフスタンGPは6月14〜16日に新設のソコル・インターナショナル・レーストラックにて第8戦として行われる予定だった。しかし、前例のない気象状況により、中央アジア全土で大規模な洪水が発生。そのため、多くの州で非常事態宣言が発令され、人口の多くが避難を余儀なくされていたことから、5月3日にはシーズン後半への延期が発表されていた。
そして、5月29日には9月20〜22日に開催予定だったインドGPの開催中止が発表され、代替えの第14戦カザフスタンGPとしてリスケジュールされた。ところが、カザフスタン全域で発生した洪水に起因する運営およびロジスティクスの問題によって、カザフスタンGPが延期された後に開催中止が決まった。
昨年9月時点で発表された2024年シーズンにおけるMotoGPのカレンダーは、全22戦が予定されていた。シーズンが始まると、1月にアルゼンチンGPの中止が決定。さらに、インドGPとカザフスタンGPと相次いで開催が叶わなくなってしまった。
しかし、カザフスタンGPの代替えとして、9月20〜22日にエミリア・ロマーニャGPが第14戦として開催されることが発表された。舞台となるミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリでは、第13戦サンマリノGP、そしてミサノ公式テストを経て第14戦エミリア・ロマーニャGPの開催を迎える。
そのため、ミサノで2連戦となるが、カザフスタンGPの代替えも決まったことで、2024年も昨年と同様に全20戦で争われることとなる。
■2024年MotoGPカレンダー(2024年7月15日発表時点)
Round | グランプリ | サーキット | 決勝レース日 |
---|---|---|---|
第1戦 | カタール | ロサイル・インターナショナル・サーキット | 3月10日 |
第2戦 | ポルトガル | アルガルベ・インターナショナル・サーキット | 3月24日 |
第3戦 | アメリカズ | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ | 4月14日 |
第4戦 | スペイン | ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエト | 4月28日 |
第5戦 | フランス | ル・マン-ブガッティ・サーキット | 5月12日 |
第6戦 | カタルーニャ | カタロニア・サーキット | 5月26日 |
第7戦 | イタリア | ムジェロ・サーキット | 6月2日 |
第8戦 | オランダ | TT・サーキット・アッセン | 6月30日 |
第9戦 | ドイツ | ザクセンリンク | 7月7日 |
第10戦 | イギリス | シルバーストン・サーキット | 8月4日 |
第11戦 | オーストリア | レッドブル・リンク | 8月18日 |
第12戦 | アラゴン | モーターランド・アラゴン | 9月1日 |
第13戦 | サンマリノ | ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ | 9月8日 |
第14戦 | エミリア・ロマーニャ | ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ | 9月22日 |
第15戦 | インドネシア | マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット | 9月29日 |
第16戦 | 日本 | モビリティリゾートもてぎ | 10月6日 |
第17戦 | オーストラリア | フィリップ・アイランド・サーキット | 10月20日 |
第18戦 | タイ | チャン・インターナショナル・サーキット | 10月27日 |
第19戦 | マレーシア | セパン・インターナショナル・サーキット | 11月3日 |
第20戦 | バレンシア | リカルド・トルモ・サーキット | 11月17日 |
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