ZENT立川とModulo道上が大クラッシュでマシン炎上。練習走行は赤旗中断【スーパーGT第5戦富士】

2018年8月4日(土)9時53分 AUTOSPORT web

 スーパーGT第5戦富士500マイルの最初のセッション、土曜日午前のフリー走行で大クラッシュが起きた。立川祐路がステアリングを握るZENT CERUMO LC500と道上龍がドライブしていたModulo KENWOOD NSX GT3が1コーナーで衝突。立川のマシンはモノコック前後が大破し、フロントエンジンから炎上。セッションは即座に赤旗中断となった。


 8時40分から始まった公式練習、走行から約30分ほど経ったあたりで、立川がドライブするZENT LC500が道上のModulo NSX GT3にスピン状態で衝突。立川のマシンは高い速度のまま1コーナーと2コーナーの中間あたりのタイヤバリアにクラッシュして、マシンは大破。エンジンから出火し、炎が立ち上がった。


 立川はしばらくクルマから出られなかったようで、少しの間をおいて炎が上がったマシンから自力で脱出。ただ、立川は腰を曲げたまま動きもゆっくりでフラフラ、身体になんらかのダメージを負っていることは間違いないようだ。


 一方、Modulo NSX GT3はリヤ部をヒットしてリヤウイングがない状況。Gセンサーが作動したようで、道上は車内にとどまったままの状況となった。このクラッシュによって、1コーナーには大破した両車マシンのパーツが飛び散っており、クラッシュから10分を過ぎた現在も清掃作業が続けられ、赤旗中断となっている(中断から約17分後に走行再開)。


 リプレイ映像を見る限り、ZENTの立川は1コーナーのブレーキングに向かうところで、減速しているようには見えず、1コーナーイン側の手前で自分でマシンをスピンさせているように見える。ブレーキ関連に何かしらのトラブルが起きたのか、立川はノーブレーキで1コーナーに侵入し、自力スピンによって衝突のエネルギーを緩和させようとしていたと考えられる。


 高速でスピンした状態の立川が、1コーナーを過ぎて2コーナーのエントリーに入っていた道上に衝突したことで、道上も完全に不意打ちを食らったような状態となった。現場からの情報では道上は担架に乗せられながらも、意識はあるという。


 2人の容態、そしてマシンの修復状況など、また状況が分かりしだい、続報をお届けします。


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