球界OBが“大化け”を期待する巨人の右腕とは?「将来大切なピースになると思う」

2023年8月6日(日)15時16分 ココカラネクスト

原監督は小沼をどう使っていくのか。采配に注目が集まる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 8月5日、巨人は広島戦に3対7と敗れ、敵地で2連敗を喫した。これでマツダスタジアムでの対戦成績が1勝7敗となり、今季の負け越しが決定。鬼門のマツダでまたしても勝つことができなかった。

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 今季の巨人はここまで48勝47敗1分けでセ・リーグ4位(6日現在)。3位のDeNAとはゲーム差なしの状態だが、首位の阪神とは8ゲーム差と離されている。

 浮上を目指すチームは現在、守護神・大勢が離脱中だ。右腕は6月30日に右上肢のコンディション不良のため登録抹消され、現在は故障班で調整を進めているが、復帰の目途は未だに立っていない状況だ。

 現在は中川皓太が一軍で代役守護神を務めているが、4日の広島戦では9回の1点リードした場面で左腕が登板すると、無死満塁のピンチを招き、最後は松山竜平にサヨナラタイムリーを献上した。

 守護神不在のチームはリリーフのやりくりに頭を悩ませているが、球界OBはそんな巨人で期待する若手中継ぎ投手について語っている。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルを更新。7月3日に石川慎吾とトレードでロッテから巨人に移籍した小沼健太について動画内で言及した。

 小沼は189センチ、86キロの恵まれた体格から投げ下ろす150キロ台の力強い速球とフォークボールが特徴の右腕。25歳とまだまだ若手で伸びしろも十分だ。

 高木氏は右腕について「今すぐには出てこないかもしれないけど、将来的には巨人にとってすごく大切なピースになると思う。素材の良さと彼の持っている抑えとしての能力が育ってくるのかなと思うと、非常に楽しみだよ」と将来性に期待。

 続けて、「ロッテの時はボールの質にばらつきがあった。ロッテの中継ぎ投手陣は素晴らしいから漏れていたけど、小沼が育ったら巨人にとって非常に頼りになる投手になると思う」とリリーフ陣の強化を目指す巨人では一軍登板のチャンスがあることを語った。

 また、同氏は「大勢の前の8回を完全に埋めるような選手になってくるかもわからない」と話し、“大化け”の可能性を語った。

 トレードを機に小沼は持ち前のスケールを発揮することができるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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