阿部巨人に現れた希望の逸材　＂ポスト坂本＂大型内野手に話題沸騰「守備も良いし長打力も！」

荒巻がプロ初ヒットを記録した（C）産経新聞社

　巨人は18日のヤクルト戦（神宮）に7−2と大勝で再び貯金1とした。光ったのは大物ルーキーのひたむきなプレーにもあった。

【動画】見よ、このパワー！ルーキー、荒巻が小川からプロ初安打をマークしたシーン

　先発は赤星優志。金曜日登板は前週まで開幕投手も務めた戸郷翔征だったが、かわって回ってきた大役をしっかり務めた。

　中5日の登板ながら5回1失点。4回にホセ・オスナの適時打により1点を失うも粘り強く投げ、後続につなげた。

　また光ったのは「6番・一塁」でプロ初スタメンとなったドラフト3位ルーキーの荒巻悠のパフォーマンスにもあった。

　2点リードの7回無死の場面、相手エース、小川泰弘の浮いたフォークを思い切り引っ張り、強烈な右前打をマーク。これが自身プロ初安打となり、一塁塁上では力強いガッツポーズも飛び出した。

　守備でもしっかり貢献を果たした。4回二死一、二塁の場面、赤羽由紘の一、二塁間の鋭い打球をダイビングキャッチ。チームの危機を救った。

　184センチ、93キロの大型内野手として期待を集める。今春のキャンプでもルーキーでただ1人、1軍キャンプスタート、オープン戦中盤まで食らいついていたが、最後に開幕1軍入りを逃がした。

　それでもこの早い段階で1軍に合流はチームの期待の現れともいえる。現在チームはサードを守る坂本勇人が不振のため、登録抹消。伸び盛りの若手のアピールを求めている。

　荒巻の攻守にわたってのはつらつとしたプレーぶりにはファンの間からも「守備も良いし、長打力も！」「体の大きさが目をひく」「大きく成長してほしい」と期待の声が高まっている。

　広角に強い打球が打てることも持ち味とされる背番号60の快進撃が続くか、熱視線が向けられそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]