ヤマハの野左根がポール・トゥ・ウイン。新型CBR駆る清成と濱原が表彰台獲得/全日本ロード第1戦SUGO JSB1000レース1
2020年8月9日(日)17時45分 AUTOSPORT web

2020年全日本ロードレース選手権が宮城県のスポーツランドSUGOで開幕し、JSB1000クラス決勝レース1は野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝した。
当初のスケジュール変更により、変則的なスケジュールが組まれている今大会。JSB1000クラスは、日曜にレース1、月曜にレース2が行われる。朝から降り続いていた雨は一時やんでいる状況だが、上空は厚い雲に覆われている。路面はウエットコンディション。
レースは予定どおりの25周でスタート。ホールショットは野左根。これに中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)、水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)、前田恵助(YAMALUBE RACING TEAM)が続く。
中須賀はすぐに野左根を抜くと、さらに野左根が抜き返すという激しい展開に。ところが2周目、中須賀が2コーナーでハイサイド転倒、戦線を離脱する。これで野左根は単独トップとなり、後続を引き離していく。
2番手は清成。しかし6周目には水野が迫り、必至に追いかける。7周目、10番手を走行していた加賀山が1コーナーで転倒、その後も転倒車が続出するサバイバルレースに。
10周目、2コーナーで軽いハイサイドを起こした清成を水野がパス。これに前田が加わり、3台による2位争いへ。ところが12周目に前田がハイポイントで転倒、さらに15周目には2番手にいた水野も転倒を喫する。
トップの野左根、2番手の清成はそれぞれ単独走行となり、そのままチェッカー。野左根は後続に19秒もの大差をつけ、5位以下を周回遅れにする速さで開幕レースを制した。
15周目の水野の転倒により、3位に浮上していた渡辺一馬だが、同じ周に一馬も転倒。替わって3番手につけた濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)がJSB1000クラス初の3位表彰台を獲得した。
水野は再スタートし、6番手の位置でレースに復帰、トップと同一周回の4位でチェッカーを受けた。