「金に値する歴史的な銅メダルだ」日本卓球男子からの金星に仏メディアが歓喜!逆転負けの張本智和は「ここ数年でやや低迷気味」【パリ五輪】

2024年8月10日(土)6時10分 ココカラネクスト

エース対決で敗れた張本。F・ルブランと健闘を称えあった(C)Getty Images

 紙一重の戦いだった。

 現地時間8月9日、パリ五輪卓球男子団体の3位決定戦がパリ南アリーナにて行なわれ、世界ランク4位の日本代表(張本智和、戸上隼輔、篠塚大登)は、同3位のフランス代表(フェリックス・ルブラン、アレクシ・ルブラン、シモン・ゴズィー)に2-3で惜敗。同種目でメダル獲得を逃すのは、準々決勝敗退のロンドン五輪以来だ。

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 この日、戸上/篠塚組が1-3で第1試合のダブルスに敗れると、続く第2試合は、張本がF・ルブランとのエース対決に臨み、マッチポイントを握りながらも2-3で逆転負け。王手をかけられた日本はその後、第3、4試合のシングルスを戸上、張本がものにし、なんとか第5試合に持ち込んだが、最後の篠塚がF・ルブランから勝利をもぎ取ることはできなかった。

 試合後、フランス紙『Le Figaro』は、「壮絶な戦いの末、F・ルブラン擁するフランスチームが勝利」と速報記事を掲載。「銅メダル決定戦は、フランスチームにとってこれ以上ないスタートとなった」と書き始めると、「第1試合の結果は、日本にとって厳しい未来を予感させるものだった」などと試合展開をレポートしている。

 なかでも第2試合に関しては、「ここ数年でやや低迷気味のハリモト。それでも調子のいい日は手強い存在だ」とまず前置き。第5ゲームの7-10からF・ルブランが見せたプレーを絶賛しており、「熱狂的な雰囲気の中、17歳がかつてないほど輝きを放ち、1本、2本、3本と天才的なショットを決めていった」と執念の逆転劇に興奮を隠せない様子だ。

 記事の最後では、「金に値する歴史的な団体銅メダルだ」とあらためて記述。なおF・ルブランは、同じく銅メダル獲得のシングルスに続いて今大会2度目の表彰台となった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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