ホンダ、NSXへのオマージュも見られるコンセプトカーを世界初公開。2025年末に北米で生産開始

2024年8月19日(月)16時38分 AUTOSPORT web

 ホンダは、同社が北米で展開するAcura(アキュラ)ブランドの次世代EVモデルの方向性を示すコンセプトモデル、『アキュラ・パフォーマンスEVコンセプト』を8月15日に世界初公開した。


 SUVタイプのスタイリングで登場したこのクルマは、すでに市販化が決定済み。2025年末よりアメリカ・オハイオ州のメアリズビル四輪車工場での生産が予定されている。


 カリフォルニア州のアキュラデザインスタジオで開発され、同州で毎年開催されている『モントレー・カー・ウイーク』内のザ・クエイル、およびぺブルビーチ・コンクール・デレガンスで披露されたアキュラ・パフォーマンスEVコンセプトのデザインは、とくにフロント部分にて“スーパーヨット”と呼ばれるラグジュアリーな大型ヨットからインスピレーションを得ている。


 一方、リヤのデッキリッドや左右に伸びるテールライト、大きなリヤディフューザーは、2代目『NSX』へのオマージュとしてデザインされたという。深く彫り込まれた形状のサイドボディを筆頭に陰影のはっきりしたボディーは、セミマット調の塗装“ムーンリットホワイトパール”で仕上げられた。

アキュラ・パフォーマンスEVコンセプトは2024年8月15日に世界初公開された


「アキュラ・パフォーマンスEVコンセプトは、次世代のEVプラットフォームによって可能となるデザインの自由度を最大限に活用し、アキュラのデザインの可能性をさらに広げます」と語るのは、アメリカン・ホンダモーター アキュラ・デザイン・エグゼクティブのデイブ・マレック。


「これまでのコンセプトモデルと同様に、アキュラ・パフォーマンスEVコンセプトから多くのデザインテーマが生まれ、今後のアキュラモデルに採用されていきます」


 このEVコンセプトをベースに開発が行われる新型車は、ホンダが独自に開発した次世代EVプラットフォームを採用する最初の電気自動車になるとともに、同社が北米におけるEV生産のハブ拠点と位置付け現在、設備改修を進めるメアリズビル四輪車生産工場で製造される最初のEVモデルとなる予定だ。

リヤのデッキリッドや左右に伸びるテールライト、大きなリヤディフューザーは、2代目『NSX』へのオマージュとしてデザインされた
アグレッシブなフロントデザインは、“スーパーヨット”と呼ばれるラグジュアリーな大型ヨットからインスピレーションを得ている


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