福岡戦ダイナミックプライシングの影響?FC東京スタグル店舗が異変明かす

2023年9月4日(月)16時14分 FOOTBALL TRIBE

FC東京のゴール裏 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ第26節のFC東京対アビスパ福岡が今月3日、味の素スタジアムで開催。FC東京が試験導入した価格変動制「ダイナミックプライシング」によるチケット販売に反対意見が沸き起こる中、スタジアムグルメの店舗がとある異変を指摘している。


 FC東京は「ファン・サポーターのみなさまの需要に応じた適正価格にてチケット価格を設定することで、より多くのお客様にご来場いただくこと」と目的として、ホームゲームの福岡戦でダイナミックプライシングによるチケット販売を実施。しかしホーム自由席など一部席種を除いて5000円以上(大人1名)と割高な価格設定に、ファン・サポーターからは驚きや疑問の声が上がっていた。


 Jリーグの発表によると、一戦の観客数は16068人であり、最大収容人数のおよそ3分の1だったとのこと。観客数伸び悩みの背景として、日曜日のナイトマッチ、前日まで雨予報、ダイナミックプライシング試験導入など複数の要因が考えられる。


 この福岡戦でスタジアム場外の「青赤パーク」に出店していた『イタリア食堂くってけ亭』のスタッフは、試合翌日にX(旧ツイッター)を更新。「静かな青赤パークでした」と福岡戦前の雰囲気に言及。


 「日曜ナイターやダイナミックプライシングなどさまざまな要因が口にされましたが、当店でいうと3月に観客数8000人だった雨のルヴァンのときの方が売上がよかったです。昨日も特に悪かったわけではありませんが、やってきたことを信じつつも原因は自分にあると考え出直します」と投稿している。


 今年3月26日に味の素スタジアムで行われたYBCルヴァンカップ・グループステージ京都サンガ戦は、「雨、気温14.1度」という気象条件のもと、15時すぎにキックオフ。この時の観客数は、Jリーグの公式発表で8662人だった。


 京都戦と比べて2倍近くのファン・サポーターが来場した福岡戦。チケット価格の高騰が、飲食店の売り上げに影響を及ぼしている可能性が考えられる。

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