スリックを選択したLMcorsa吉本「すぐに路面が乾きすべてが噛み合った」/第6戦オートポリスGT300優勝会見

9月8日(日)21時43分 AUTOSPORT web

 9月8日に大分県のオートポリスで行われた2019年スーパーGT第6戦の決勝。GT300クラスで初優勝を飾ったSYNTIUM LMcorsa RC F GT3の宮田莉朋とGT参戦100戦の節目で優勝を手にした吉本大樹が喜びを語った。


吉本大樹


「この展開はあまり想像していませんでした。昨日の走り始めはコースがとてもダスティで、持ち込みタイヤをどう使うか決めるのが難しかったです。そのなかでもロングランを試そうとしましたが、デブリを踏んでタイヤが壊れてしまい、ロングランができない状況になってしまい、(レースが)ドライのまま進んだ場合どうなるかは未知数でした」


「予選では(宮田)莉朋がいいタイムを出してくれましたが、自分がミスをしてしまい12番手になりました。ただ、レースは途中から雨が降るという予報もあったので、それをチャンスにしようと思っていました」


「(第1スティントは)前に誰もいなければ莉朋はもっと速く走れる状況でしたが、RC Fはストレートがあまり速くないので前のGT-R(RUNUP RIVAUX GT-R)をなかなか抜くことができませんでした。雨が降ってきたとき、スリックタイヤを履くチームのなかでは莉朋が一番速かったと思いますし、セーフティカー明けのリスタートでも魅せてくれるシーンがありました」


「その後レインタイヤへ履き替えるべきか判断するため、なるべくスティントを引っ張ってもらい、最終的に(飯田)章監督からスリックだと判断がありました。僕としては疑問に思うところもありましたけど、交代する直前に路面から湯気があがっているのをみて、路面は乾いていく、戦えると思いました」


「ただそのあとすぐにセーフティカーが入り、また雨も降ってきたので『これは終わったな』と思いましたが、それでも路面温度が高く、すぐに走行ラインが乾いてくれたのですべてが噛み合い結果を出すことができました」


「トヨタの若手、ホープを預かっているのに勝てていないことは僕もチームも悔しく思っていたので、1勝できて本当に良かったです。チーム、ダンロップには『ありがとう』ではなく、『おめでとう』と伝えたいです」


「もともとRC F自体が得意とするコースは鈴鹿、SUGO、タイです。今回、あまり得意ではないコースでも勝てることを証明できたので、得意なSUGOでも結果を出したいし、いちばん苦手なもてぎでも、雨か雹が降れば結果につながると思います(笑)」


「運も味方につけ、悔いなく思い切り気持ちよくレースをしたいです」

SYNTIUM LMcorsa RC F GT3がマネパ ランボルギーニ GT3を抜きトップに立つ瞬間
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3がマネパ ランボルギーニ GT3を抜きトップに立つ瞬間


宮田莉朋


「今回はスタートドライバーで、(スティントを)引っ張る方向の戦略でした。ダンロップタイヤを履いてオートポリスでレースを戦うのは今回が初めてで、そういった面で挑戦という形でした」


「12番手スタートからどう追い上げるか、ピットのタイミングや自分のペースも含めて戦略を考えていました。決勝については去年速かったマシンの決勝映像をチェックして、その戦い方を少し真似して挑みました」


「この作戦がうまくいったというか、(雨が降ってきても)コースアウトせずに済みましたね。目の前でコースアウトするクルマもありましたし、早めにピットインするクルマもありましたけど、チームと無線でやりとりして、少し賭け作戦でしたけどステイアウトを選びました」


「今週末はクルマにもタイヤにも自信があったので、クルマを信頼して戦いました。それがうまくいきましたね。吉本(大樹)選手は最初つらい状況だったと思いますけど、最終的にこうやって勝つことができました」


「僕はLMCorsaに入ってまだ2年目で、チームがRC Fの開発に取り組んでいたころはFIA-F4を戦っていました。その当時、F4で2年連続チャンピオンを獲ってからスーパーGTにステップアップしたので、周りからは優勝を期待されていたと思います。ちょっと時間はかかってしまいましたけどね」


「僕もチームのみんなと努力して戦ってきたつもりですけど、それ以上にマシンの開発時期も含めて(努力を重ねてきた)吉本選手や飯田章監督を祝福したいですし、チームにも感謝しています」


「残りはSUGO、もてぎと続きます。SUGOに関してはRC Fが苦手としているわけでもないですし、前回の公式テストで“いいもの”が見つかっています」


「このオートポリスで勝てるなんてレースウイークに入ってからも想像していなかったので、スーパーGTの面白さを体感できましたし、ここで満足せず第7戦SUGOでも優勝を目指しますし、もっと優勝争いやトップ争いをしたいので、吉本選手とダンロップタイヤ、チームと協力して臨みたいです」

吉本大樹、宮田莉朋、飯田章監督(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)
吉本大樹、宮田莉朋、飯田章監督(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)


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