フェラーリF1、ジュニアドライバーふたりを2018年にザウバーで走らせる計画を検討

2017年9月20日(水)13時10分 AUTOSPORT web

 フェラーリF1は2018年シーズン、チームの優秀なジュニアドライバーを、ひとりではなくふたりとも送り込むべくザウバーF1と交渉を行っている。


 フェラーリ育成ドライバーのアントニオ・ジョビナッツィとシャルル・ルクレールは、下位カテゴリーではすでに十分な実績があり、F1デビューの準備は整っているとフェラーリは考えている。


 フェラーリにとって、有望株のふたりをジュニアから昇格させるために利用できる場はザウバーしかない。ジョビナッツィとルクレールのコンビd実現に向けて話し合うため、チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネと会長のセルジオ・マルキオンネが、先週ザウバーの本拠地であるスイスのヒンウィルに出向いた。


「我々には、非凡な才能を持つふたりのドライバーを走らせるためのシートが必要だ。明日のスクーデリア・フェラーリの礎を置く場所が必要なのだ」とマルキオンネは言う。


 ザウバーF1チーム代表のフレデリック・バスールは、テクニカルパートナーであるフェラーリの支援のもとでジュニアドライバーのいずれかを走らせることには関心を示している。だが、ザウバーがフェラーリの事実上の“Bチーム”になるとの見方については否定する。


 フェラーリの計画により、ザウバーの現ドライバーたちの将来は心もとないものになっている。


 パスカル・ウェーレインが来シーズンもF1で走れる見込みは急速に薄れつつあるが、一方のマーカス・エリクソンについては、自身の後援者である投資会社ロングボウ・ファイナンスS.A.がザウバーの所有者でもあることから、シートは維持できると考えられていた。


 より明確に両者の実力を判定するために、フェラーリはジョビナッツィとルクレールが一緒に走ることを望んでいるようだ。


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