大谷翔平、“伝説のWヘッダー”にNY老舗紙が再脚光! 現役MLBスターも脱帽した「オオタニが神格化された瞬間」
2023年10月1日(日)10時30分 ココカラネクスト

二刀流で数多の金字塔を打ち立てた大谷。その活躍の中でも今夏のタイガース戦は、異彩を放っていた。(C)Getty Images
二刀流の“真価”が発揮された試合に再びクローズアップされた。
現地9月30日、米老舗紙『New York Times』は「ショウヘイ・オオタニの不可能で、比類がなく、ほろ苦かったシーズン」と銘打ったコラムを掲載。激動の2023年シーズンを振り返るなかで、現地7月27日に行われたタイガースとのダブルヘッダーを取り上げている。
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まさに「オオタニ伝説」が極まった瞬間だった。
ダブルヘッダーの初戦に「2番・投手」で先発登板した大谷は9回(111球)を投げ、1安打、無失点。貫録のメジャー初完封をあげた。驚くべきは1戦目からわずか45分後に行われた第2戦だ。周囲が驚くなかで「2番・指名打者」で平然と出場すると、なんと2ホーマーを記録。チームを勝利に導き、世間の度肝を抜いた。
現球界で「唯一無二」とされる二刀流を誇る大谷でしか成し得ない驚異的な活躍だった。その凄まじさを目の当たりにし、タイガースのザック・ショートは「最悪の一日だった。俺が言えることはショウヘイにまんまとやれたんだ」と吐露。眼前で繰り広げられた図抜けたパフォーマンスに脱帽するしかなかった。
大谷の異能さが光るプレーぶりだった。これを「前例のない活躍でオオタニが神格化された瞬間でもあった」と振り返った『New York Times』は、パドレスに所属するマニー・マチャドのコメントを紹介。「俺が生きてきたなかで、あんな光景は見たことがない」と愕然とした31歳のスラッガーは、こう続けている。
「オオタニが初めてこっちにやってきたとき、ハッキリ言って、俺は二刀流が可能だとは思わなかった。でも、彼は俺や他の多くの人たちが間違っていることを証明した」
一流メジャーリーガーをも驚かせたタイガース戦。大谷のキャリアを振り返った時に、必ず語り継がれるであろう日をふまえて同紙は、「やはり今年はオオタニにとって最高の年であり、おそらく野球史上においても最も革新的なシーズンだった」と強調。あらためて底なしの偉才に賛辞を送った。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]