ヤンキース、大谷翔平の獲得レースに参戦せず?米記者が「獲得に乗り出さない」と予想する理由とは

2023年10月11日(水)6時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 エンゼルスの大谷翔平は今オフにフリーエージェント(FA)となる。二刀流スターの動向に大きな注目が集まっているが、現地では今季もプレーオフ進出を逃したエンゼルスから移籍するとの見方が強まっている。

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 大谷が移籍するとなれば大争奪戦となり、総額5億ドル(約743億円)もの契約を結ぶ可能性も指摘されている。資金力のあるドジャースやメッツが移籍先候補として挙がっているが、現地記者はヤンキースの大谷獲得レース参戦に否定的な見解を示した。

 現地10月9日(日本時間10日)、米老舗誌『Sports Illustrated』は記事を配信し、MLB記者のジョン・ハーパー氏がニューヨーク放送局『SNY』の番組に出演した際に話した内容を引用。同氏は「(ヤンキースのオーナー)ハル・スタインブレナーがそこまでの金額を出すとは思えない。肘の故障で彼は来年登板しないだろうし、入札は4億ドル以上になるだろう。ヤンキースは他の選手に目を向けると思う」とコメントし、ヤンキースが大谷の獲得に乗り出さない可能性を示唆した。

 ハーパー氏の発言に『Sports Illustrated』は「歴史をさかのぼると、巨額のフリーエージェント契約はヤンキースの汚点となっている。昨オフにアーロン・ジャッジと9年総額3億6000万ドルの契約を結び、ゲリット・コールとジャンカルロ・スタントンも巨額契約を結んでいる。しかし、今季のヤンキースは2016年以降で初めてプレーオフに出場しなかった。オオタニのような才能を増やすのではなく、コストカットを優先させる方向に変えるかもしれない」と見解を示した。

 一方、同メディアはヤンキースと同じくニューヨークに本拠地を置くメッツについては「豊富な資金力を持つ(メッツのオーナー)スティーブ・コーエン氏はオオタニの獲得に乗り出す可能性がある。メッツは以前からオオタニに興味を示している」と獲得レースに参戦する可能性が高いことを伝えた。加入となれば「オオタニはシティ・フィールド(メッツの本拠地)で、同郷のコウダイ・センガ、スーパースターのフランシスコ・リンドーア、スラッガーのピート・アロンソと一緒になり、野球ファンの想像をかきたてる強力なラインナップを作り上げるだろう」と伝えた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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