ハミルトンがファッション愛を語る「F1で戦い続けるために大事なストレス解消法」
2021年10月18日(月)5時49分 AUTOSPORT web

メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、過酷なグランプリのスケジュールをこなすなかで、ファッションを楽しむことがストレス解消になり、それによって、新鮮でポジティブな気分で次の戦いに臨むことができると語った。
ハミルトンがファッションに強い関心を持っていることはよく知られている。2018年には、メルセデスのスポンサーでもあるトミーヒルフィガーのグローバルブランドアンバサダーに起用され、『TOMMY × LEWIS』ブランドも発売されている。
ハミルトンは世界各地のファッションウイークを頻繁に訪れ、若手のクリエイターやデザイナーたちにも強い関心を抱いており、しばしば彼らの作品を身につけてF1パドックに登場する。
音楽好きなことでも知られるハミルトンは、好きなファッションに触れることで、音楽を聞くことと同様に、レースから離れている際に気持ちを切り替えることができると明かした。
「気持ちをF1から切り離して過ごす時間が好きなんだ。ハードなシーズンだから、レースに関わっている人は誰でも、とても厳しい日々を送っている」とハミルトンは、トルコGP直前に語った。
「僕にはそうした発散の場があって、いろいろなやり方でストレスを解消できている」
「なにより重要なのは、レースの現場に戻る時には、常にフレッシュで、充実して、前向きな気持ちでいることだ。悩みを引きずらないようにしなければならない」
「僕はそういう形で現場に戻ってきて、自分の仕事を楽しむことができる。1週間ごと、あるいは1戦ごとに取り組んで、常に上昇しようとしている」
「さらに前へ進み、改善するための方法を、これまでチームと何度も話してきた。けれど長いことそれを続けていると、個人的にはうまくいくやり方が、必ずしも全員にとってそうではないことも分かってくる」
「僕は、自分がどうやって前に進むのか、何がそれを妨げるのかを自分で見つけた。そのやり方を続けていくつもりだ」
ハミルトンは、自分の大胆なファッションを目にすることが、人々がよりオープンな考えを持つようになるきっかけになればうれしいと述べた。
「インターネットでいろいろとチェックして、自分が好きなものを見つけている」とハミルトン。
「何年か前に、『GQ』誌でキルトを着て撮影した。トミー・ヒルフィガーと特別に作ったもので、あれもジェンダー・ニュートラルな衣装だった」
「誰でも自分が着たいものを着ればいい。なかには、それを理解しない人たちもいるけれどね」
「そういう人たちにも、そのうち気持ちを切り替えて、誰でもなりたい自分になれる、と思ってもらえたらうれしいね」