トヨタ、ジャパンモビリティショー2023の出展モデルを公開。ランドクルーザーのEVモデルも展示

2023年10月21日(土)19時52分 AUTOSPORT web

 トヨタは、JAPAN MOBILITY SHOW 2023(JMS2023/ジャパンモビリティショー)の「クルマの未来を変えていこうーFind Your Future」をテーマにしたブースにおいて公開する、出展モデル/テクノロジーを追加発表した。


 今月25日から月を跨ぎ11月5日まで、東京都江東区有明で開催されるJMS2023。トヨタブースでは、BEVモデルの『LAND CRUISER Se(ランドクルーザー エスイー)』や次世代ミッドサイズピックアップトラックのコンセプトモデル『EPU(イーピーユー)』などを公開する。


■LAND CRUISER Se(ランドクルーザー エスイー)


 スライリッシュかつ高い上質感を兼ね備えたスタイリング、BEVならでのトルクフルな走りを提案。世界の多様なニーズに対応した3列シートSUVにて、ランドクルーザーブランドの新たな魅力を拡大するモデル。


 市街地などのオンロード走行時、BEVならではの高い静粛性による快適な室内空間を醸成するとともに、モノコックボディで意のままに操るハンドリングとラフロード(荒れた道)を安心して滑走できる走破性を追求している。


■主要諸元
全長5150mm/全幅1990mm/全高1705mm
ホイールベース3050mm
乗車定員:7名

LAND CRUISER Se
LAND CRUISER Se
LAND CRUISER Se


■EPU(イーピーユー)


 高い耐久性を持ち実用的ながらもスタイリッシュなBEVとして、モノコックボディ採用の次世代ミッドサイズピックアップトラックコンセプト。5m強の全長を持つダブルキャブ仕様として、モノコックならではのデッキスペースの使い勝手の良さがユーザーの用途を拡張する。


 キャビン背面の大胆なデッキスルー構造によってユーザーの多彩な要望を実現。アウトドアなどユーザーのモビリティライフを幅広くサポートする。加えて、BEVならではの静粛性に加え、低重心パッケージにより優れた操縦安定性・乗り心地を追求している。


■主要諸元
全長5070mm/全幅1910mm/全高1710mm
ホイールベース3350mm
乗車定員:5名

EPU
EPU
EPU
EPU


■LAND HOPPER(ランドホッパー)


 新しい移動の価値感を享受できる前2輪とした3輪タイプ電動パーソナルモビリティコンセプト。折り畳みを可能とし、スペースに制約のあるクルマのトランクにも収納可能。クルマとの組み合わせで、旅先でのツーリングなど移動の楽しみを拡大するモデル。
 
 免許を持っていない方々(16歳以上)でも運転可能。免許返納後などライフステージに合わせたモビリティとして利用者の行動範囲を広げ、自立を支援する。低いシート高により足つき良く乗り降りしやすいコンパクトなボディサイズ。取り回しの良さに加え、チェーンやバネで機械的につなげた左右の前輪を上下させる特徴的なリーン機構の採用により、クルマや自転車とはまったく別次元の一体感のある爽快な走りを実現する。


■主要諸元
全長1335mm/全幅600mm/全高930mm
ホイールベース1020mm
乗車定員:1名

LAND HOPPER
LAND HOPPER


■ JUU(ジェイユーユー)


「どこでも自由にひとりで移動できる」をコンセプトに、走破性とデザイン性を備えた電動車いすタイプの新たなコンセプトモビリティ。電動車いす(車いす)では移動が困難な場所でも自由に移動できることで、より利用者の行動範囲を拡張する。


 電動車いす(車いす)での移動を常とする身体の不自由な方の外出や雇用の機会を増やし自立を支援する。駆動系にはクルマで使われているモーターを採用。車載部品を採用することで、高品質かつ高い信頼性を追求している。


 階段の昇降時には、左右ふたつの大きな駆動輪(主輪)で段差を乗り越えるとともに、背もたれ後方に格納されたフリッパーが倒れ車いす本体の傾きを抑制し安定した移動をサポート。自動制御で最適な姿勢を維持し、最大16センチの階段を昇降可能。


■主要諸元
全長1110mm/全幅680mm/全高1040mm

JUU
JUU


■スペースモビリティ(プロトタイプ)


 宇宙空間、月で活躍できるモビリティを想定し、特に走行系技術を開発推進するための実験車両。モーター4個、ステアリング4個を各輪に装着し、地上にはない、荒れた過酷な環境でも安全安心に走行するための仕様を開発中。


 電気で走る、高い走破性を持ち、例えば50センチ程度の岩であれば乗り越えて走破し、25°の急な坂を上ることも可能。このプロトタイプで磨き上げた技術を、ルナクルーザーなどのスペースモビリティに活用して行く。


■主要諸元
全長3460mm/全幅2175mm/全高1865mm
乗車定員:2名
最大登坂角度:25deg

スペースモビリティ(プロトタイプ)


■NEO Steer(ネオステア)


 バイクハンドルをベースに、アクセル、ブレーキといった足元の操作系をステアリングホイールに集約した新時代のコックピット・コンセプト。


 異形ステリングホイールによる広く開けた視界、ペダルレスによる広い足元空間がドライビングポジションの自由度やスムースな乗降性を実現する。もっとクルマが愛される存在となり、すべての人に移動の喜びとワクドキを提供。また、下肢が不自由な方も両手で安心かつ直感的な運転が可能。

NEO Steer
NEO Steer
NEO Steer

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