トライアンフ、新型『タイガースポーツ800』を発表。長距離ツーリング重視のスポーツアドベンチャー

2024年10月23日(水)17時2分 AUTOSPORT web

 10月22日、トライアンフは新型スポーツアドベンチャー『Tiger Sport800(タイガースポーツ800)』を2025年2月に発売すると発表した。


『タイガースポーツ800』は、スポーティなパフォーマンスとツーリングでの快適性をバランスよく両立させたスポーツアドベンチャー。大型アドベンチャーを揃える“タイガー”シリーズの中でも、オンロードでの走りと長距離ツーリングを重視したモデルだ。


 ボディサイズは全長2073mm、全幅828mm、全高1386mm、シート高835mm、軸間距離1422mm。パワートレインには、798cc水冷並列3気筒DOHCエンジンを搭載し、最高出力は115PS(85kW)/10750rpm、最大トルクは84Nm/8500rpmを発揮する。


 新設計の3気筒エンジンは中回転域での高いトルク性能を特徴とし、ミッドレンジで全トルクの90%を発生させることにより、素早いレスポンスと鋭い加速をライダーに提供する。また、スポーツ/ロード/レインの3つが用意されたライディングモードは、好みや状況にあわせてエンジンレスポンスの調整が可能だ。

タイガースポーツ800のグラフィック (サファイアブラック)


 車両重量214kgを可能にした軽量シャシーには、SHOWA製フルアジャスタブルサスペンションが組み合わされ、俊敏なハンドリングを実現。フロントブレーキは、ラジアルマウントブレーキキャリパーと310mmダブルディスクを装備し、あらゆる状況下でも高い制動力を確保している。


 切替式トラクションコントロールとコーナリングABSにより、走りにくい路面でも最適なパフォーマンスを発揮できるようライダーをサポート。クイックシフターとクルーズコントロールも備え、長距離走行での疲れを軽減させる。


 ボディワークは、高速巡航時のパフォーマンスを向上させる空力性能を備え、調整式スクリーンと一体型ウインドディフレクターは優れた防風性を発揮。快適な長距離ツーリングのために考えられたボディデザインだ。


 カラーラインアップは、グラファイト/サファイアブラック、コスミックイエロー/サファイアブラック、カスピアンブルー/サファイアブラック、サファイアブラックの4色を用意。


 メーカー希望小売価格はグラファイト/サファイアブラックが139万5000円(税込)で、オプションカラーの3色が140万8000円(税込)となっている。トライアンフの新型タイガースポーツ800は2025年2月に発売される予定だ。

位置調整可能なスクリーンと一体型のウインドディフレクター

トライアンフ『タイガースポーツ800』(グラファイト/サファイアブラック)

トライアンフ『タイガースポーツ800』(コスミックイエロー/サファイアブラック)

トライアンフ『タイガースポーツ800』(カスピアンブルー/サファイアブラック)

トライアンフ『タイガースポーツ800』(サファイアブラック)

トライアンフ『タイガースポーツ800』(左:サファイアブラック、右:コスミックイエロー/サファイアブラック)


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