ボスニア・ヘルツェゴビナ、ロシアとの親善試合が延期に…主力選手らが開催に猛反発

2022年11月1日(火)18時19分 サッカーキング

ボスニア・ヘルツェゴビナ代表の選手たち(写真は今年6月)[写真]=Getty Images

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 ボスニア・ヘルツェゴビナサッカー連盟(NFSBiH)は10月31日、今月に予定されていたロシア代表との国際親善試合を延期したと発表した。

 なお、開催延期の具体的な理由については明かされていないが、イギリスメディア『BBC』は、代表選手や各方面からの多くの批判が今回の決定の背景にあると指摘している。

 今年2月にロシアがウクライナへの侵攻を開始して以降、ロシアの代表チームとクラブチームは国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)が主催する大会から締め出されている。そうした状況下でNFSBiHは今年9月、11月19日に敵地サンクトペテルブルクでロシア代表と国際親善試合を行うと発表した。

 NFSBiHのこの決定に対しては各方面から批判が噴出。首都サラエボのベンヤミナ・カリッチ市長は「サラエボは侵略者から最も長く包囲されてきた街であり、その市長である私は、ロシアと親善試合を行うという連盟の決定を強く非難する」とSNSに投稿し、NFSBiHの決定を非難した。

 また、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表の主力選手からも連盟に反発する声が続出。インテル所属のFWエディン・ジェコは「僕はこの試合の開催に反対だ。僕は自分の立場を明確にする。罪のない人々が苦しんでいる中でこの試合を行うことはない。僕はウクライナの人々にとって困難な時期に彼らと連帯している」とNFSBiHを批判。また、シャールジャ(UAE1部)所属のMFミラレム・ピアニッチも「この決定は良いものとは言えない。言葉を失ったよ。連盟は僕が何を考えているか分かっている」と試合開催に反発していた。

 なお、延期後の新たな開催日などについては明かされていない。

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