日本ラス投 オリックス・山本由伸 日本S第6戦登板の注目すべき「2つのポイント」 とは

2023年11月4日(土)11時49分 ココカラネクスト

日本ラス投でどんな投球を見せるのか、注目だ(C)Getty Images

「SMBC日本シリーズ 2023」第6戦は11月4日、オリックスの本拠地・京セラドーム大阪で行われる。

 対戦成績2勝3敗と逆王手をかけられたオリックスはエース・山本由伸が先発。前回登板の第1戦では6回途中10安打自己ワーストタイの7失点でKO。ポストシーズンに入ってからは不安定な投球が続いているエースがどんな投球で猛虎打線を封じるか。

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 一つ目の注目ポイントは前回、制球が定まらなかったカーブの使い方にもありそうだ。第1戦、直球は自己最速タイの159キロを記録、フォークも落ち、カットボールのキレも冴えるなど多くの球種を思うように操る中、苦戦したのがこのカーブだった。

 要所で投げても打者が見逃すことが多く、結果としてカウントを稼ぐことはできなかった。球界を代表するエースがまさかの10安打7失点の背景には、カーブの制球が定まらなかったことで投球の幅を狭めたことなども要因に挙げられた。

 また起用するチーム側としては仮に山本が第6戦序盤で失点した場合、どこで〝見切り〟をつけるかも注目ポイントとなりそうだ。右腕はポストシーズンに入って、10月18日のCSファイナルSのロッテ戦でも7回5失点と苦しい投球が続いている。今春のWBCにも日本代表として出場、球宴も含め、シーズンを走り続けてきた蓄積疲労も心配されている。豊富なブルペン陣もチームのストロングポイントの一つのため、継投のタイミングも注目を集めそうだ。

 今オフにもポスティングシステムを利用しての米大リーグ挑戦が有力視されている。第6戦での先発が日本でのラスト登板となる可能性は高い。日本球界では3年連続の投手4冠、沢村賞を獲得と球界を代表する右腕として圧倒的なパフォーマンスを示し続けてきた右腕が、日本シリーズでは未勝利。意地を見せられるか、集大成の登板は必見となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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