事故死のサラ移籍金問題、カーディフは支払い拒否だとFIFAから補強禁止処分

2019年11月5日(火)7時33分 サッカーキング

ナントからカーディフへ移動中に亡くなったサラ [写真]=Getty Images

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 カーディフ・シティは、飛行機墜落事故で亡くなったアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラの移籍金の一部支払いを行わなければ、FIFA(国際サッカー連盟)から補強禁止処分を受ける可能性があるようだ。イギリスメディアの『BBC』や『ガーディアン』紙が4日に報じた。

 サラは今年1月にナントからカーディフへの移籍が決まり、同21日に契約締結のためにフランスからイギリスに向かっていたが、途中で飛行機墜落事故に遭い、28歳の若さで亡くなっていた。

 サラの移籍に関して、カーディフとナントの間で移籍金1700万ユーロ(約20億円)の支払いを巡って問題が起きていたが、FIFAは9月30日にカーディフに分割払いの初回分である600万ユーロ(約7億円)の支払いを命じていた。

 FIFAは4日、この支払い命令に関する最終決定を発表。ナントが支払先の情報を提供してから45日以内に、カーディフが600万ユーロ(約7億円)と5パーセントの年利を払わなければ、今後3度の移籍市場で補強禁止処分が下されるという。カーディフはすでにスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴する姿勢を見せていた。

 カーディフは支払い拒否の理由として、移籍が完了していなかったなど主張していた。だが、FIFAはサラを乗せた飛行機がナントを立つ2時間前にウェールズサッカー協会が全ての必要書類を受け取っていたとして、その主張を却下。「ナントからカーディフへの移籍は法的に完了したと考えられる。そのため、選手(サラ)はカーディフの選手である」と結論づけ、カーディフに少なくとも初回分の支払い義務があるとした。

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