「より価値がある」大谷翔平こそ“真のMVP” アクーニャJr.を凌駕した異次元の働きぶりを示す「1130」の意味

2023年11月20日(月)6時0分 ココカラネクスト

二刀流で違うを生み出した大谷。その活躍にはアクーニャを凌駕する「真のMVP」を推す声も上がった。(C)Getty Images

 現地11月16日、メジャーリーグの両リーグの最優秀選手(MVP)が発表され、アメリカン・リーグは大谷翔平(エンゼルス)、ナショナル・リーグにはロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)がそれぞれ満票で受賞した。ちなみに両リーグともに満票選出となるのは、史上初の出来事でもあった。

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 両雄とも満票MVPにふさわしい堂々たる成績だった。ゆえに発表後には「ある議論」がSNS上や米メディアの間で交わされた。それは「MVPが(両リーグで)1つだけしかなかったらどうなるか?」というものだった。

 もはや毎年のように交わされる議論ではある。しかし、今年は両リーグともに満票であったために、より議論が白熱している感がある。

 どちらも推す声はあった。そうしたなかで、史上初となる「シーズン2桁勝利&40本塁打以上」をやってのけた二刀流スターを“真のMVP”としたのは、MLB公式ネットワーク局『MLB Network』の番組『MLB Now』でゲスト解説を務めたマイク・ローウェル氏だ。

 かつてマーリンズやレッドソックスで活躍し、メジャー通算223本塁打を放ったいぶし銀のレジェンドは、「いや……本当に難しいね」としつつも、「私はオオタニを選ぶ」と断言。その論拠として、二刀流の仕事量を物語る“ある数字”をクローズアップした。

「オオタニの打者としての打席数は599。これはアクーニャの735には及ばない。でも、オオタニは投手として531人の打者と対戦しているんだ。これを打者としての数字と合計すると1130にもなる。私は毎日試合に出て守備で貢献する選手も評価したいけど、毎日試合に出る投手には、より価値があると思う」

 まさに投打両面で活躍できる大谷だからこその数字と言える。ちなみに今季のメジャーリーグ全体で大谷が記録した“打席”に次ぐのは、カージナルスの投手であるマイルズ・マイコラスの「860」。単純比較をした時に仕事量は「270」も差を他の選手につけたことになる。

 二刀流の図抜けた働きぶりを強調したローウェル氏は「私の目でもこんな選手は見たことがなかった。打っても、投げても、エリートレベルなのはやはり特別だ。『ユニコーンさ』(唯一無二の意)という意味でも私はオオタニを選ぶ」と続けた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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