インディカー:エド・カーペンター・レーシングが若手のホープ、ヴェーケイを起用

2019年11月22日(金)6時1分 AUTOSPORT web

 インディカー・シリーズに参戦するエド・カーペンター・レーシングは、2020年の21号車のドライバーにリヌス・ヴェーケイを起用することを発表した。


 エド・カーペンターがオーナー兼ドライバーを務めるエド・カーペンター・レーシング。2019年は、スペンサー・ピゴットがフル参戦し21号車をドライブー。20号車はオーバルをエド・カーペンターが、ロード/ストリートをエド・ジョーンズがドライブした。


 インディ500の予選では速さを見せたエド・カーペンター・レーシング。ゲートウェイ戦でエド・カーペンターが2位に入ったが、ピゴットは最上位が5位に留まり、シリーズ14位で終えていた。


 20日にエド・カーペンター・レーシングは、21号車のドライバーにオランダ人のリヌス・ヴェーケイを起用することを発表。ヴェーケイはインディライツでシリーズ2位に入った注目の若手ドライバーだ。


 現在19歳のヴェーケイ。オランダ生まれで、本名はリヌス・ファン・カーマソウト。8歳でカートを始め、インディカーを目指してアメリカに渡り、リヌス・ヴェーケイとしてロード・トゥ・インディに挑戦。2017年にUSF2000で2位に、2018年はインディプロ2000でタイトルを獲得。


 そして2019年にユンコス・レーシングから参戦したインディライツでは、18戦中6度の優勝を含む14回の表彰台を獲得し、シリーズ2位となった。


 わずか3年でロード・トゥ・インディプログラムを駆け上がり、インディカーデビューを手に入れたヴィーケイは、「とてもうれしいよ。数年間、僕たちが取り組んできたことが叶ったね。3年間でUSF2000からインディカー・シリーズにステップアップすることは本当に特別なことだよ」


「この素晴らしい機会を与えてくれたエド・カーペンターと彼のパートナーに感謝したい。インディカー・シリーズのシートはとても限られているので、彼らが僕を受け入れてくれたことは大きな名誉だ。シーズンのスタートを楽しみにしているよ」とコメント。


 8月のポートランドでエド・カーペンター・レーシングからテストに参加しインディカー・マシンを体験したヴェーケイ。10月にミド・オハイオでもテストを行い、見事21号車のシートを手に入れることになった。

エド・カーペンターとスペンサー・ピゴット


「過去2年間、リナスを追っていた。彼がインディカーに乗るに相応しいことは明らかだった。ポートランドで彼がインディカー・マシンを初めて乗った日、その感覚はさらに明白になったよ」


「ペースやフィードバック、態度、若いドライバーとしてはとても印象的だった」とカーペンターはヴェーケイを称賛する。エド・カーペンター・レーシングの21号車は常にインディライツの卒業生をドライバーにしており、ヴェーケイもそれに続くかたちだ。


「2020年シーズンに興奮しているし、エド・カーペンター・レーシングのクルマを再びヴィクトリーレーンに戻したいね」とカーペンターは語っている。


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