FAの目玉オリックス・山崎福也争奪戦の陰でひそかに注目集める「もう一人の左腕」
2023年11月22日（水）11時20分 ココカラネクスト
石田は経験豊富な左腕として人気が高まりそうだ(C)Getty Images
オリックスからFA宣言した山崎福也投手が6球団の大争奪戦となっている。
すでにここまでにオリックス、ヤクルト、DeNA、巨人、ソフトバンク、日本ハムとの交渉を終了。各球団、背番号や「4年8億円」などの大型契約を提示し、今季11勝、先発、中継ぎもこなせる左腕獲得に躍起になっている。
【関連記事】阿部巨人 オリックス・山崎福也獲りへ参戦報道 「意外な縁」と「欲しい理由」とは
一方で球界内ではもう一人の左腕の存在にもひそかに注目が高まっている。DeNAからFA宣言した石田健大投手だ。今季は5年ぶり3度目の開幕投手を務め、4勝9敗と負け越したが、23試合すべてに先発としてマウンドに立ち続けた。
過去には20年にすべて救援登板で50試合に登板と山崎と同じく先発、救援と様々な起用に応えられ、年俸も人的補償が発生しないCランク（6200万円＝金額は推定）とあって、人気となりそうだ。
多くの球団にとっても貴重な左腕は補強ポイントに合致する。特にセ・リーグでは今季日本一に輝いた阪神には近本光司、中野拓夢、木浪聖也、佐藤輝明と左の好打者が多く在籍、来季こそ「ストップ・ザ・阪神」を実現するためにも安定した左腕を求める背景はありそうだ。
現状で石田をめぐる交渉の行方は伝わってこないが、まずは先行しているオリックス・山崎との交渉がひと段落したこともあり、山崎の去就がはっきりした段階で、次は石田の交渉が本格化するという流れも予見される。
果たして6球団の大争奪戦となっている山崎の決断やいかに。さらにその後に続きそうな実力派左腕も争奪戦となるか。今後も注目の存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
関連記事（外部サイト）
