明かされた過去…2020年にメッシがグアルディオラにシティ行きを打診か「あなたがすること全てを受け入れる」

2023年11月30日(木)0時9分 サッカーキング

バルセロナでともに戦ったグアルディオラ(右)とメッシ(左)写真は2012年当時のもの[写真]=Getty Images

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 2020年の夏、当時バルセロナに所属していたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、マンチェスター・シティを率いていたジョゼップ・グアルディオラ監督に自らを獲得して欲しいと打診。その際の生々しいやり取りの一部が公開された。29日、スペイン紙『スポルト』が、ジャーナリストのマルティ・ペラルナウ氏の著書を引用する形で報じている。

 当時メッシは、ジョゼップ・バルトメウ会長が率いるバルセロナの理事会と対立しており、クラブにブロファックス(内容証明郵便)を一方的に送りつける形で退団を試みていた。

 そんな時期、メッシと仲が良い元アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ氏がマンチェスター・シティの関係者に対し、「注目。ふたつのことが起こる可能性がある。メッシがオレにペップ(グアルディオラ監督)とシティの契約はいつまでかを聞いてきた」とメッセンジャーアプリのWhatsAppでメッセージを送り、マンチェスター・シティがメッシを獲得できる可能性があることを伝えたという。

 また、2020年8月14日の新型コロナウイルス感染拡大の状況下に、リスボンで行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のバイエルン戦でバルセロナが2−8と大敗した後に、マンチェスター・シティを率いていたグアルディオラ監督がメッシから「やあ、ペップ。決めた。バルセロナから出ていく。君のもとでもう一度プレーできるか知りたいんだ」という趣旨のメッセージを受け取ったことも紹介されている。

 メッシはグアルディオラ監督に対し、バルセロナの理事会との意見の相違があること、特に当時のバルトメウ会長に裏切られたと感じていることを説明し「ミステル(監督)、自分はただ、思いっきり力を発揮したいんだ」と伝えてきたという。そこでグアルディオラ監督はメッシに対し、「マンチェスターは雨が多い」と、バルセロナとマンチェスターでは環境が異なることを説明した上で、何時間もマンチェスター・シティへの移籍に関して話し合ったという。

 加えて、グアルディオラ監督はメッシ獲得を実現させるため、マンチェスター・シティとの契約延長や、バルセロナへ支払う契約解除金などに関しマンチェスター・シティのフアン・ソリアーノ会長などと議論したことも説明されている。

 さらに、同記事ではグアルディオラ監督とメッシのやりとりも紹介。グアルディオラ監督が「マンチェスターではとても激しい練習をすることになる」とメッシに言うと、メッシは「激しく練習する。心配しないでもらいたい」と返したという。

 続けて、グアルディオラ監督が「自分はマンチェスターでは戦術に関して長時間話をする。君は飽きてしまうかもしれない」と伝えると、メッシは「我慢するよ。あなたがすること全てを受け入れる」と返したとされる。さらに、グアルディオラ監督はメッシに対し、「レオ、我々はお互い歳をとった。もうお互いに我慢できないかもしれない」と伝えたことなども紹介し、メッシが本気でマンチェスター・シティ行きを検討していた背景が報じられている。
 

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