【楽天】安楽ショックを払拭できるか 注目集める投打のキャプテン制導入

2023年12月5日(火)19時58分 ココカラネクスト

安楽が起こしたパワハラ問題が様々な方面に影響を及ぼしている(C)ACPHOTO

 楽天球団は12月5日、来季から投手キャプテンに則本昂大投手が就任、今季から主将を務めていた浅村栄斗内野手が野手キャプテンになると併せて発表を行った。

 また今回の両主将配置の狙いは組織の「風通し」にも影響しているようだ。

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 チームでは最近、中継ぎエースの安楽智大投手をめぐって後輩選手がパワーハラスメントを訴えた事象があったばかり。球団は選手、関係者にアンケートを行った上で、「ほぼ事実」と認め、安楽を自由契約選手とした。

 ドラフト1位選手、かつチームの中堅選手が水面下で起こしていた陰湿ないじめやパワハラは球界ばかりか社会にも大きな衝撃を与えた。

 この問題をめぐっては球団の三木谷浩史オーナーが自身のSNSで謝罪、今後については「仕組み作りとハラスメントに対する教育を強化するとともに、よりオープンなコミュニケーションができる雰囲気づくりに取り組みたい」とつづっていた。

 実際に安楽問題では球団内の施設で常態的にパワハラが行われていたことも明らかになっている。当時の監督やコーチ陣、また安楽より上の年代の選手からの指摘はなかったのかという点も浮上しており、閉鎖的な環境も問題視されていたとあって、投打のキャプテン導入はチーム強化とともに風通しの良い組織作りの第一歩としても注目される。

 今回の安楽問題を受けてはプロ野球の榊原定征コミッショナーが声明を発表、今後各球団でも相談窓口を設けるなど、プロ野球界全体でハラスメント根絶に向け意識を高めようとする動きもある。

 当事者となった楽天球団は膿を出し切れるか、本気の改革が求められている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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