まもなく開催 第2回現役ドラフトで高木豊氏が「環境を変えればまだまだ活躍できる」と注目する選手たちとは

2023年12月6日(水)12時26分 ココカラネクスト

高木豊氏

 今月8日に今年も現役ドラフトが開催される。

 第1回となった昨年は現役ドラフト組の中から今季12勝をマークした大竹耕太郎(ソフトバンク→阪神)、24本塁打をマーク、主軸を任された細川成也(DeNA→中日)など新天地で花を咲かせた選手もいる。一方で、今オフ、半数の選手が戦力外通告を受けるなど、力を発揮できずに終わった選手も一定数いるとあって、今回の現役ドラフトも各球団、どんな選手がリストアップされるかが注目を集めている。

【動画】”環境さえ変わればまだまだ可能性あり!!”高木豊が考える12球団現役ドラフト候補選手を発表します!

 規定に関しては各球団2人以上リストアップ、1人を確実に指名する必要がある中、今回の変更点は内1人に関して昨年も含まれることが可能だった「年俸5000万円以上1億円未満」の選手をリストアップした場合、5000万円未満の選手も追加して、計3人以上をリストアップすることが義務づけられるという変更点があった。

 昨年実施され、大きな反響があった現役ドラフトをめぐっては、今回も対象選手などに関して球界内からも様々な考察の声が出ている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球評論家として活躍する高木豊氏は12月4日に「第2回2023セ・パ12球団 現役ドラフト予想」と題して、更新した自身のYouTubeチャンネルの中で候補選手について言及している。

 まずは今季38年ぶりの日本一に輝くなど注目を集め続けた阪神からは秋山拓巳投手を挙げた。理由としては「あれだけの投手陣がいて、入る余地がなくなってきている」とコメント。20、21年と連続2ケタ勝利を挙げた右腕も今季はわずか2試合の登板にとどまった。投手王国の中では出場機会を減らしているが、本来制球力が持ち味とあって働き場所を変えれば、まだまだ働けると見る。

 ほかにもDeNAからは京山将弥投手、神里和毅外野手、中日からは福谷浩司投手、田島慎二投手、ソフトバンク・笠谷俊介投手、海野隆司捕手らの名を挙げる中、注目したのは甲子園を沸かせたかつてのスター選手にもあった。

 今オフ、背番号が「22」から「96」に変更となったことも話題を集めた広島の6年目捕手・中村奨成に関しては「中村奨は環境を変えたほうがいいかな。ちょっと苦労した方がいいのかな」と独自の視点で移籍を勧める場面も。

 2017夏の甲子園で広陵高の捕手として大会記録を更新する6本塁打をマークするなど、圧倒的な存在感を示した強打の捕手をめぐっては、ここ数年伸び悩んでいることもあり、新天地での立て直しを期待した。

 また日本ハムからは石川直也投手、郡拓也捕手の名を挙げた。石川に関してはチーム内で「中継ぎがそろってきている」こと、郡に関しても捕手ポジションが重なっていることで「バッティングがいいだけにくすぶっているのはもったいないな」とコメント。

 動画の最後では「ドリームをつかめるような選手ばかりリストアップしたつもり」とあくまで潜在能力の高さを認め、新天地での活躍を願った高木氏。

 果たして今年もどんなドラマが生まれるのか。選手にとっても運命の1日となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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