21戦からなる2018年F1カレンダーが発表。史上初の3週連続開催で、前代未聞の過密スケジュールに
2017年12月7日(木)7時46分 AUTOSPORT web

FIAが2018年F1カレンダーを発表、来年は初の3週連続開催を含む史上最多21戦が開催されることが決定した。
6月19日に発表された暫定バージョンで、2016年と同様の21戦が開催されること、F1史上初めて3週連続開催が組み込まれることが明らかになっていた。6日にFIAが発表したカレンダーにおいて、この点は変更なく、6月24日フランスGP、7月1日オーストリアGP、7月8日イギリスGPの日程が確定した。続くドイツGPとハンガリーGPも連続開催であるため、6月末から7月末までは6週間に5戦の過密スケジュールとなる。
F1のモータースポーツ担当マネジングディレクター、ロス・ブラウンは、ワールドカップの日程との兼ね合いで来年は3週連続開催にせざるを得なかったと説明、二度とこのようなスケジュールを組むつもりはないと述べている。
今回発表されたカレンダーにおいての変更点は、暫定的に決まっていたとおり、シーズン序盤の中国とバーレーンの開催日が入れ替えられ、バーレーンが第2戦、中国が第3戦となったこと。なお、前回暫定扱いだった中国GP、シンガポールGPの開催が確定、一方で、アメリカGPについては、アメリカのモータースポーツ統括団体からの承認が条件という但し書きが付された。
2018年はマレーシアGPが外れ、フランスGPとドイツGPが復活。これまで6月開催だったアゼルバイジャンは4月に、ロシアは4月から9月に変更になった。鈴鹿での日本GPは第17戦として10月7日に組み込まれている。
2018年F1カレンダー(2017年12月6日発表版)
Round | 日程 | グランプリ |
---|---|---|
1 | 3月25日 | オーストラリアGP(メルボルン) |
2 | 4月 8日 | バーレーンGP(バーレーン) |
3 | 4月15日 | 中国GP(上海) |
4 | 4月29日 | アゼルバイジャンGP(バクー) |
5 | 5月13日 | スペインGP(バルセロナ) |
6 | 5月27日 | モナコGP(モンテカルロ) |
7 | 6月10日 | カナダGP(モントリオール) |
8 | 6月24日 | フランスGP(ル・キャステレ) |
9 | 7月 1日 | オーストリアGP(シュピールベルク) |
10 | 7月 8日 | イギリスGP(シルバーストン) |
11 | 7月22日 | ドイツGP(ホッケンハイム) |
12 | 7月29日 | ハンガリーGP(ブダペスト) |
13 | 8月26日 | ベルギーGP(スパ・フランコルシャン) |
14 | 9月 2日 | イタリアGP(モンツァ) |
15 | 9月16日 | シンガポールGP(シンガポール) |
16 | 9月30日 | ロシアGP(ソチ) |
17 | 10月 7日 | 日本GP(鈴鹿) |
18 | 10月21日 | アメリカGP(オースティン)※ |
19 | 10月28日 | メキシコGP(メキシコシティ) |
20 | 11月11日 | ブラジルGP(サンパウロ) |
21 | 11月25日 | アブダビGP(ヤス・マリーナ) |
※アメリカのモータースポーツ統括団体からの承認が条件