アウディ、高性能EV『SQ8スポーツバックe-tron』を導入。電動トルクベクタリング機構を搭載

2023年12月19日(火)17時33分 AUTOSPORT web

 電動化戦略『Vorsprung 2030』により、この2026年以降に新たに発表するモデルはすべて電気自動車に転換する計画のアウディが、旗艦EVクーペSUV『Q8』のラインアップで最高峰に位置するスポーツグレード『SQ8スポーツバックe-tron』を導入。合計3基の電気モーターによる“電動トルクベクタリング機構”も搭載し、12月19日より販売が開始されている。


 ベースモデルに対し、より高性能なパワーユニットと伝統の4輪駆動技術である“quattro(クワトロ)”により、ダイナミックな走りを実現する“S”の称号を持つ同車は、フロント1基、リヤ2基、合計3基の電気モーターを搭載し、フルEVらしい力強くしなやかな走行性能を実現する。


 最高出力370kW(約503PS)、最大トルク973Nmの圧倒的数値により、0-100km/h加速はわずか4.5秒(メーカー測定値)の性能を誇り、総電力量114kWh(先代比+19kWh:正味エネルギー容量106kWh)により余裕ある一充電走行距離482km (先代比+67km/WLTCモード)を達成している。


 そのフロントモーターの出力は最大157kWとなり、2基のリヤモーターはそれぞれ138kWの出力を誇り、通常走行時はリヤモーターのみが作動。素早い加速が必要な場面や、滑りやすい路面状況ではフロントモーターのトルクが加勢する。またリヤモーターは左右独立した制御を可能とし、コーナリング時には左右輪のトルクを変えることで旋回性能を向上させる“電動トルクベクタリング機構”も備える。


 またバッテリーの総容量に対して使用可能な正味エネルギー容量を増加させ、さらに空力性能やモーターの効率アップすることにより一充電走行距離も向上。先代モデルに搭載されたバッテリーの製造工程で生まれる電極材の隙間を、スタッキング方式と呼ばれる折り重ねて配置する方法に見直し、隙間を極力なくすとともにセル内の化学物質の配合を変更した。


 これによりバッテリー寸法やモジュール数を変更することなくエネルギー密度が向上し、容量が増加すると同時にCHAdeMO(チャデモ)規格の150kWまでの急速充電に対応するため、短時間での充電を可能としている。


 エクステリアは標準モデルよりホイールアーチを拡大するとともに、高性能“S”モデル専用デザインの前後バンパーや5Vスポークデザインの20インチアルミホイールなどでダイナミックさを強調。またシルバーのフロントバンパーリップ、シングルフレーム、ドアインサート、ディフューザー、ミラーハウジングがSモデルのスポーティな個性をさらに強調する。


 一方のインテリアも精悍なブラックを基調とし、ダイヤモンドステッチを施したSロゴ付きバルコナレザースポーツシートや、マットブラッシュトアルミニウムのダーク・デコラティブパネル、S専用ビューを備えたバーチャルコックピットプラスなどのほか、16スピーカーを備えたバング&オルフセンの3Dサウンドシステムにパワークロージングドアなどを標準装備とした。


 また、シートベルトバックルカバーにはケミカルリサイクルと呼ばれる革新的なプロセスにより、自動車の混合プラスチック廃棄物をアップサイクルする強度に優れた素材を採用。使用される資源の量を削減し、効率的かつ持続可能なクローズドループを確立している。


 グループ内のフォルクスワーゲンやポルシェなどと協調する“プレミアム・チャージング・アライアンス”の一環として、すでにアウディe-tronの86店舗に設置されている50kW-90kW急速充電器を、この『SQ8スポーツバックe-tron』が対応する150kW急速充電器へアップグレードする作業も進められており、全車右ハンドル仕様の価格は1492万円(税込)となっている。


Audiコミュニケーションセンター・フリーダイヤル:0120-598106

リヤモーターは左右独立した制御を可能とし、コーナリング時には左右輪のトルクを変えることで旋回性能を向上させる”電動トルクベクタリング機構”も備える

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