オリバー・ソルベルグ、2024年もシュコダからWRC2に参戦。自身初のタイトル獲得目指す

2023年12月21日(木)19時24分 AUTOSPORT web

 元WRC世界ラリー選手権チャンピオンのペター・ソルベルグを父にもつオリバー・ソルベルグは来季2024年、シュコダ・ファビアRSラリー2を駆り2年連続でWRC2のキャンペーンを行うことを確認した。


 スウェーデン出身のソルベルグは、前年に所属していたヒョンデを離れ2023年シーズンはWRCのサポートカテゴリーであるWRC2にシュコダから参戦。母国ラウンドであるラリー・スウェーデンと、4年ぶり2度目のWRC開催となったラリー・チリでクラス優勝を飾った。


 来シーズンに向けては、引き続きシュコダのラリー2マシンであるファビアRSラリー2のステアリングを握り、自身初となるドライバーズチャンピオンの獲得とチェコのマニュファクチャラーが実施するWRC2プログラムを成功に導くことを狙う。


 22歳のソルベルグは、WRC公式サイト『WRC.com』に対し次のように語った。「シュコダは多くの勝利とタイトルを獲得してきた。僕は(彼らと協力して)それを続けたいと思っている」


「シュコダ・モータースポーツのような企業やチームとこのような契約を結べたことは、僕にとって素晴らしいことだ」


 現時点でソルベルグのWRC2プログラムの詳細は確定していないが、彼は来月25〜28日に行われる伝統の一戦『ラリー・モンテカルロ』で2024年シーズンをスタートさせる見込みだ。


「正直なところ、マシンを走らせるという点では2023年シーズンとあまり変わらないと思う」と続けたソルベルグ。


「(来シーズンは)もっとテストや開発をシュコダと一緒にできたらいいなと思っている。基本的に、ファビアに乗ったら降りたくないんだ!」


「できるだけ多くの時間をクルマのなかで過ごすことはつねに有効であり、ラリーに備えてフレッシュでシャープな状態を保つことができる」


「僕はすべてのラウンドで競争したいと思っているんだ!」


 シュコダ・モータースポーツの責任者であるミハエル・ハラバネクは、「オリバー(・ソルベルグ)とエリオット(・エドモンドソン/コドライバー)との関係を継続できることをとてもうれしく思う」とコメント。


「今シーズン、彼らは素晴らしいスピードを見せていたし、2024年も同じようになると確信している」


 2023年シーズンにデビューしたファビアRSラリー2で、ライバルメーカーに対して圧倒的な強さを誇ったシュコダ。同陣営では、その成功の中心人物として自身2度目のドライバーズチャンピオンを獲得した後、来季はヒョンデからラリー1に挑戦することがアナウンスされたアンドレアス・ミケルセンが離脱することになるが、ハラバネクはこれを楽観視している。


「オリバーが来年も私たちと一緒にいることは、我々がウイニングストーリーを継続するために非常に強いポジションを保つことになる」

オリバー・ソルベルグがドライブするシュコダ・ファビアRSラリー2  2023年WRC第2戦ラリー・スウェーデン



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