MotoGP:2017年8月に事故死したアンヘル・ニエトに敬意を表しアスパーがチーム名変更

2017年12月27日(水)20時15分 AUTOSPORT web

 MotoGPに参戦しているアスパー・チームが12月26日、チーム名を『Angel Nieto Team(アンヘル・ニエト・チーム)』に変更することをチームの公式SNSで発表した。また、アンヘル・ニエトの息子、ヘレテ・ニエトがチームプリンシパルとして加入するという。


 アスパー・チームはMotoGPに参戦中のチーム。Moto3クラスのほか、MotoGPクラスにはプルアンドベア・アスパー・チームとして参戦していた。最高峰クラスではドゥカティのマシンを使用し、ライダーは2018年も引き続き、アルバロ・バウティスタとカレル・アブラハムが起用される。


 今回のチーム名変更は、2017年8月に交通事故により亡くなったレジェンドライダー、ニエトに敬意を表したもの。同チーム代表のホルヘ・マルティネスはサーキットにおいてはニエトのライバルであり、サーキットの外ではよき友人だった。チーム名変更にあたり、マルティネスは「ニエトはオートバイレースそのものだ」と語った。


「レースはニエトにたくさんのものを与え、ニエトも多くのものを与えてくれた。ニエトのおかげでスペインにオートバイレースが浸透したんだ。我々のチーム名を『アンヘル・ニエト・チーム』に変更し、ニエトに敬意を表したい」


 また、チームプリンシパルに就任したヘレテは、アスパー・チームから1993年から1997年にかけてヨーロッパ選手権とスペイン選手権にエントリー。世界選手権には28度の参戦経験を持つ。


「僕はマルティネスの『アスパー』とともにレースの第一歩を踏み出した。マルティネスはヨーロッパ選手権とスペイン選手権で、僕を優勝に導いてくれた。彼は、僕たち家族にとって重要な人物んなんだ。僕は彼とともに、父アンヘルの名を冠したチームで新たなスタートを切るつもりだよ」


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