「息子と妻の為、家族のために」リベンジマッチ目前の扇久保博正、打倒・堀口に「全身全霊をかけて戦って勝ちたい」と強い決意
2022年12月30日(金)13時11分 ココカラネクスト

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12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催される格闘技イベント『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』の出場選手インタビューが29日に都内にて行なわれ、米国の「Bellator」との対抗戦に出場する扇久保博正が目前となった試合への心境を語った。
Bellator側の代表であり、過去2度の対戦でいずれも黒星を喫している堀口恭司とのフライ級マッチに挑む扇久保は「この10年間は堀口選手に勝つために戦ってきたと言っても過言ではない。明後日(31日)に戦えるのでうれしく思っている」と意気込みを表しており、「生涯最良の日にしたい。思い切り楽しませてもらおうと思っています」と言葉に力を込めた。
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また、約4年半ぶりに相まみえる堀口の印象を問われると「伝統空手の長い距離からの打撃と最近はATT(アメリカントップチーム)で習った寝技とか組み技がすごい強くなっている。『トータルファイター』というイメージ」と評しており、試合展開については「長いラウンド行くんじゃないかな」として、長期戦になると予想。
加えて、自身の選手像として、35歳になった現在と今後についての質問には「2006年から16年戦ってきていますが、ちょっとずつ終わりが見えてきていると言うのは事実ですけれども」と前置きしながら「自分のファイトスタイルは泥臭くてでも勝ちに行くファイトスタイル。最後まであきらめずに戦うファイターとして皆さんの記憶にも残りたい」とコメント、穏やかな表情のまま強い覚悟も覗かせている。
さらに、勝利への自信を高める要因として「練習で勝つという気持ちを高めていくのは当たり前のこと。今回は何より1か月前に息子が生まれたので、それがパワーになっていて、息子と妻のため、家族のために、全身全霊かけて戦って勝ちたいと心から思っています」と語った。
その上で、その気持ちが勝負どころで発揮されるかという問いに対しては以下の様に答えている。
「出ると思います。削りあいの展開になったときに面白い展開になると思うので期待してもらいたいですね」
終始、柔らかな口調でリベンジマッチへの決意を示していた扇久保。宿敵打倒を誓い、ファイター人生での大一番に挑む。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]