異次元のファイター井上尚弥は“フィリピンの英雄”と並ぶ存在「いずれフェザーでもナンバーワンに」

2023年12月31日(日)12時30分 ココカラネクスト

圧巻のKO率を誇る井上は、タパレス戦でも10ラウンドで仕留めた(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 プロボクシングで史上2人目となる、2階級での4団体統一を達成した井上尚弥(大橋)。12月26日にマーロン・タパレスを10回KOで下し、階級転向から一年足らずで、スーパーバンタム級主要4団体のベルトを手にした。

 最新のPFPではテレンス・クロフォード(アメリカ)に次ぐ2位だったものの、相手を凌駕する比類のない強さが世界トップクラスであるとして、海外からの賛辞も途切れることはない。

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 ドミニカ共和国メディア『CARTEL DEPORTIVO』は、偉業を成し遂げてきている井上を、「フィリピンの英雄」として知られるマニー・パッキャオに続く、ボクシング界のスターであると主張している。

 現地時間12月29日(日本時間30日)に配信となった「イノウエは新たなパッキャオか?」と銘打たれたトピックの中では、8階級制覇などのパッキャオの「62勝39KO」などの実績を紹介しながら「彼の偉大さは疑いようのないものであり、国際ボクシング殿堂入りが確実であることは当然のこととされている」と綴っている。

 その上で、現在のボクシング界にその名を轟かせている井上について「“モンスター”の異名を持つ異次元のファイター、ナオヤ・イノウエはスーパースターとして確固たる地位を築きつつある」と評価。

 さらに、「彼はすでに7回連続KO勝ちを収めており、スティーブン・フルトンとタパレスという2強と思われていた相手を比較的容易にKOしていることから、新たなスーパーバンタム級にライバルがいないことは結果が示している」と現階級でも突出した強さであると強調した。

 加えて、井上が現在、4階級制覇を果たしていることを説明しながら、「もしイノウエが階級を上げ続けることを決めたなら、彼の体格がそれを許すと仮定して、パッキャオがそうであったようにさらに世界タイトルを増やすことができるだろう」と見通している。

 また同メディアは、さらなる階級転向へ期待をよせつつも、井上自身がスーパーバンタム級での戦いを続けると公言したことにも触れ、「この階級でのすべての敵を一掃し、いずれはフェザー級でもナンバーワンの地位につくだろう」と今後への見解を示している。

 もはや、伝説となったファイターに例えられるほど、井上の残してきた功績やポテンシャルが唯一無二であることは明らか。これからもモンスターはその拳で、前人未到の領域を切り開いて行く。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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