絢爛豪華とはこのこと 正しく「お正月」らしい福岡・博多雑煮でテンションMAX

2024年1月3日(水)8時0分 Jタウンネット

餅の形やだし、具材。一口に「お雑煮」といっても、地域ごとにその実態はさまざま。

そんな多様性に富んだお雑煮の奥の深さに触れるイベントを、"だし"で有名な「久原本家 茅乃 舎(かやのや)」が2023年11月24日に開催した。

「関西風雑煮」、「鮭雑煮」(新潟県)、「博多雑煮」(福岡県)、「出雲雑煮」(島根県)、「関東風雑煮」が並ぶ、各地のお雑煮の「食べ比べ会」だ。

埼玉県民の記者が「関西風雑煮」「鮭雑煮」に続いて紹介するのは、福岡県の「博多雑煮」。案の定ではあるが、コイツもヤバいやつだった。

やっぱりお雑煮って具沢山だとテンションがアガる。お椀に収まった具の種類に、期待が一気に高まった。

ブリ、干し椎茸、人参、かまぼこ。手前の緑の野菜は......ほうれん草か小松菜か? そう思って会場の資料を見ると、「かつお菜」という聞き覚えのない名前が書かれていた。福岡の伝統野菜だという。

「お正月〜〜〜!!!」って感じでテンアゲMAX

初めて見る食材に戸惑いもある。だけど、目の前にあるかつお菜を信じるしかない! 早速、一口食べてみると......旨味の花火が打ちあがった。

高菜のような見た目なのに、辛みがない。それどころか、ほんのりと甘みが感じられて、とにかく美味しい。「福岡県民め、こんな美味い野菜を食いやがって!」と妬みが沸き上がってくるほどだ。

かつお菜だけではない。程よい塩気のブリに、あごだしの旨味をたっぷり含んだ干し椎茸と、どれもたまらない。

上品で味わい深く、食べている途中についウットリして、気が緩んでしまうのである。これが仕事じゃなくて、家のコタツの中だったらどんなに幸せだろう。正月のお笑い番組とか見ながら食べられたら......。妄想がどんどん広がっちゃう。

やっぱりお雑煮はこれくらい豪華なほうが正月らしくていい! そう思った記者の前に刺客が現れたのは、直後のことだ。

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