たばこのニオイを嗅ぎたくない行動

2023年1月11日(水)20時30分 ココカラネクスト

不愉快になるエリアに向いたくないのです。

 私の日常生活の中で、どうしても社会のメリットにならないと思う事象があります。それは「喫煙・たばこ」です。

がん,心臓病,認知症,糖尿病,呼吸器疾患、いわゆる種々の生活習慣病に罹る不健康の権化と表現してもよいと思っています。生活習慣病は基礎疾患とか持病とか、表現は区々ですが、感染症による様態を悪化させてしまいます。生活習慣病の予防として、健康に無関心な層に対しても行動変容を促したい。決してダイナミックではないけれど、小さなことからコツコツと嫌煙行動を続けています。職場と言う小さな社会の有り様を変えることも、時としてたいせつなのだと思うのです。

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たばこはからだに悪いとか、副流煙によって周りの人に迷惑を掛けているとか言っても、自分だけの目先の欲求を満たしたいだけで、いつまで経っても上の空です。きっとたばこ草だって、人間の勝手な価値判断によって憎まれるのが承知で育つのではない。そう思うから、たばこの接ぎ木の能力に興味を持ったのです。

健康リテラシーは健康知識を正しく理解して自分のものにし、更に社会に有効活用する能力です。(※1)要するに「健康知識」が豊富で頭でっかちだけでは、この世から不健康な物や事はなくなりません。「健康行動」が伴わなければなりません。もちろん両者とも正しさが求められます。(※2)

令和時代は世界を巻き込む社会変動が当たり前になりました。次から次へと物事が目まぐるしく変わっていきます。

ところが建物の裏手によくある喫煙所。そんな従業員の通用口近くに設けている、時代遅れの職場が存在します。そんな鬼門は通れないのです。お客さんであろうがなかろうが、従業員だって、灰皿の無い正面玄関を正々堂々と出入りしてもよいのです。それを阻止されたら言ってやりたい。有害なガスが漂う場所だと分かっていて、しかも体調の悪化が心配な人に対して自殺行為を強いるのか!?と。

新型コロナは口から細かな唾液が吐き出されて飛沫感染してしまう。身を守るために予防接種しますよね。たばこだって喫煙後の30分間は、喫煙者の息から有害物質が吐き出されているらしい。(※3)(健康増進法の改正案の注目点は「受動喫煙対策」)火の点いたたばこの先から立ち上る副流煙や、口から吐き出される煙(ニオイ)。それが体内に取り込まれて健康が侵される。だけど煙害の予防に効くワクチンなんてないのです。嫌煙者はどうすればよいのでしょうか!?

ブラジルから決勝ゴールを奪い、歓喜のあまりユニホームを脱ぎ捨てレッドカードを食らっても清々しく退場したカメルーン選手がいました。自他ともに納得できる行動を起こしたのです。できるだけ多くの人に嫌煙行動を受け入れてもらいたいのです。

【出典】
(※1)健検公式テキスト増補改訂版 健康リテラシーとは?
(※2)健康マスター普及認定講師資格更新e-ライニング講座Ⅲ
    健康リテラシーを行動に結びつけるためのポイント スポルツ 里見将史
(※3)結核予防会禁煙ポスター

[文:健康わくわくサイト]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸

幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 〜 免疫検査を通しての患者様への想い 〜 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。

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