駅構内に「大音量のお経」鳴り響く まさかの事態に「パニックになりそう」の声→何があった?運営会社に聞く

2024年1月24日(水)18時24分 Jタウンネット

富山地方鉄道「電鉄富山駅」で謎の"儀式"の音が鳴り響いていた——そんな報告がX上で話題になっている。

Xユーザーのわせりん(@wa_naynu)さんは2024年1月24日午前10時20分、2本の動画を投稿した。

「自動きっぷうりば」と書かれたプレートが映っているから、駅構内を撮影したものなのだろう。しかし、聞こえてくるのはお経のような音声。時折、「チーン」というおりんらしき音色まで入っている。

電車の行先などが表示された電光掲示板や改札が映っているほうの映像では、先ほどよりもさらに大きな音量でお経と、りんの音、さらには「ドッターン ドッターン」と木魚のようなものを叩く音が流れている。

最後に「ご案内いたします。10時10分発普通列車......」と、突然現実に引き戻すかのように、電車の発着案内が流れてくるのも、なんだかちょっと不気味だ

駅では一体何が?

謎の音声と駅のアナウンスが入り乱れる電鉄富山駅の様子を捉えた動画はX上で話題となり、24日夕方までに約7300リポスト、約2万4000いいねを集めたほか、

「ホームの雰囲気も相まって...怖さ倍増w」
「え〜!何これ怖い! どこかと混線???」
「現場におったら自分にだけ聞こえてるんかと思ってパニックになりそうw」

といった声が寄せられ、今も拡散中だ。

Jタウンネット記者が同日、投稿者のわせりんさんを取材したところ、この話題の動画を撮影したのは午前10時過ぎ。当時の状況について「利用客は驚きより笑っていました」と語る。

「利用客には駅員に尋ねている人もいました。駅員はどこから音声が流れているのかと、慌てふためいていました」(わせりんさん)

果たして、この不思議な音声の正体は、何だったのか。

Jタウンネット記者が富山地方鉄道を取材すると、流れていたのは「近くの葬儀場で行われていた葬儀の音声」だったと説明。

「駅で使用しているワイヤレスマイクと近くの葬儀場のマイクの周波数がたまたま同じになってしまいました。その葬儀場でお坊さんが使っていたマイクの音声を拾ってしまい、駅で流れてしまいました」(富山地方鉄道の社員)

その後、駅員が周波数を変更したことで、謎の音声は止んだとのこと。電鉄富山駅にとっても"まさか"の出来事だったそうで、社員は「後にも先にもこんなことはないだろうと思います」と語った。

Jタウンネット

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