本木雅弘「毒殺」に伊右衛門公式がまさかの反応 異例ツイートの真相、サントリーに聞いた

2020年1月28日(火)20時0分 Jタウンネット

俳優の長谷川博己さん演じる明智光秀の生涯を描いたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」。第2話となる2020年1月26日の放送「道三の罠」では、斎藤道三役の本木雅弘さんの演技に注目が集まった。


話題となったのは本木さん扮する道三が、娘婿の土岐頼純(矢野聖人さん)をお茶で毒殺するシーン。恨めしそうな目をしながら倒れる頼純、その傍らで謳う道三の姿が印象的だ。


「伊右衛門」のCMキャラクターで知られる本木さん。その「お茶」に毒を盛ったということで、ツイッターでは「伊右衛門」がトレンド入りする事態となった。


そしてさらに驚くべきことに、この状況に伊右衛門の公式ツイッターが反応。放送の翌日、妻役である宮沢りえさんが湯呑みを持った写真をアップするとともに、以下のように投稿した。


「昨晩は、主人が熱演のあまり、皆様をお騒がせしましたようで、すみません。まずは心を落ち着け、茶などお召し上がりくださりませ。妻より」



なんという完璧なフォロー。夫による毒殺(の演技)に全く動じていない。ハッシュタグでは「麒麟がくる」の「麒麟」を「サントリー」に置き換える余裕っぷりだ。


「今後も安心してお楽しみください」


ツイッターではこの投稿に対し、


「サントリーさん、さすが大人の対応」
「粋な対応 伊右衛門ファンが増えそう」
「伊右衛門さま、おみごとでござる」



といった称賛の声が寄せられている。中には、「キリン→麒麟まで絡んでいるそうな」「ナレーションがおーいお茶の海老蔵さんっていうのも面白い」といった、他の飲料メーカーに絡めたコメントも散見される。


なぜこのような投稿をしたのだろうか。Jタウンネットは28日、サントリー食品インターナショナルの広報部に取材した。


広報担当者はツイートの経緯について、以下のように話している。


「本木さんの熱演に敬意を表し、また、みなさまに『伊右衛門』をもっとお楽しみいただきたいと思い、ツイートをいたしました」



とはいえ2004年から続くCM伊右衛門シリーズ。長年イメージキャラクターを務める本木さんには「伊右衛門」イメージがすっかり定着しているが...。


お茶で毒殺とはCMキャラクターとしては大丈夫なのか?念のため広報担当者に聞いてみると、


「問題ございません。本木さんのご活躍、常に応援させて頂いております」



とのことだった。


粋な投稿で反響を呼んだ伊右衛門の公式ツイッター。今回、商品が話題となったことについては、


「本木さんの名演技をきっかけに『伊右衛門』を話題にして頂き、大変嬉しく思います。なお、『伊右衛門』につきましては、今後も安心してお楽しみください」



とコメント。やはりアッパレとしか言いようのない返しだ。

Jタウンネット

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