寒暖差アレルギーの症状と予防方法

2024年1月31日(水)11時40分 ココカラネクスト

 今年の冬は、例年よりも暖かい日があったり、急に寒くなったり、気温が不安定なことが多いですね…。

朝晩と日中の温度差があったりすると、なんだか鼻がムズムズしたり、くしゃみを連発したり・・・でも熱は無いし・・・風邪なのか?

そんな症状に心当たりはありませんか?

その正体は、近年注目を集めている「寒暖差アレルギー」かもしれません!

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寒暖差アレルギーとは?

寒暖差によって起きるくしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状を「寒暖差アレルギー」といいます。医学的には「血管運動性鼻炎」と呼ばれ、温度差が刺激となって鼻の粘膜の血管が広がり、粘膜が腫れることで引き起こされる症状と考えられています。

私たちの身体は、自律神経の働きによって温度の変化に適応するようにできています。適応できる寒暖差の範囲は7℃。たとえば気温35℃の日に28℃の室内に入ると、その温度差は対応できるギリギリのところ、さらに冷房の効いた室内なら、もはや身体が対応しきれず悲鳴を上げているというわけです。

● 交感神経:血管の収縮、血圧上昇、心拍数増加

● 副交感神経:血管の拡張、血圧低下、心拍数減少

気温差によって自律神経が乱れることで、鼻の粘膜にある血管の収縮・拡張が対応できなくなり、その結果、夏風邪や花粉症のようにくしゃみや鼻水が出る、食欲が落ちる、眠りが浅くなる、 疲れやイライラを感じやすくなるなど様々なトラブルが起こります

特定のアレルゲンが原因ではないので、寒暖差アレルギーのみを対象にした薬は販売されていませんが、症状が重い場合には、療法として抗アレルギーの内服薬やステロイドの点鼻薬などを用いることもあります。

寒暖差アレルギーの症状

1.鼻水・・・水っぽくて、さらさらしてる

2.鼻づまり・・・鼻がむずむずした感じ

3.くしゃみ・・・一時的に続く場合があり

4.熱・・・熱はなし

5.目や肌の痒み・・・なし

6.体の怠さ・・・体の怠さを伴う場合もあり

予防方法

①暖差アレルギーは激しい気温差による自律神経の乱れが原因になるため、予防するには気温差が小さくなるような服装を心がけましょう。

脱ぎやすく温度調節がしやすいパーカーやカーディガン、マフラー、マスクなどがおすすめです。首の皮膚表面近くには太い血管が通っているため、温めることで顔まわりの血流が促進されます。また、マスクをつけることで鼻の粘膜に触れる冷気を遮断する効果が期待できます。

②自律神経を整えましょう。自律神経はストレスや不規則な生活、食生活によって乱れてしまいます。規則正しい生活とバランスのよい食生活を心がけましょう。

皆さまも、体調を崩さないように予防していきましょう!

[文:meilong スタッフ]


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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)

大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し国家資格鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに200件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、2014年、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。

世に鍼灸を広めたく2015年meilong恵比寿院をオープンし、続けて2017年meilong恵比寿mana院をオープン。2019年meilong銀座院もオープン。

千葉大学医学部附属病院の和漢診療科での研修、漢方医、各専門分野の医師との連携もし日々、情報交換、学会への参加も努めている。また自分自身が不妊治療をし鍼灸と漢方も併用し子を授かったが途中、死産分娩を経験している事、さらに不育症からの妊娠を維持する為の体験、知識もあり不妊治療にも寄り添いたいという想いも強い。世の頑張っている女性の一番の味方でありたいと思っている。

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