閉店するマックへ「私たちの勝チ」 ネット騒然「恐怖の縦読み」の真相、バーガーキングに聞くと...

2020年1月31日(金)18時1分 Jタウンネット

「22年間たくさんのハッピーをありがとう」



これは「バーガーキング 秋葉原昭和通り店」(千代田区)が店頭に掲げた垂れ幕。制服を着た人物は深々と頭を下げ、感謝の意を示している。その相手はなんと、2軒隣にある「マクドナルド 秋葉原昭和通り店」だ。


その一方、マクドナルドの店頭にも垂れ幕が掲げられ、こちらには2020年1月31日18時をもって閉店する旨が記載されている。どうやら長きにわたりライバル関係にあったマクドナルドの閉店を受けて、バーガーキングがねぎらいのメッセージを送ったようだ。


バーガーキングによるマクドナルドへのメッセージに対し、ツイッターでは、


「バーガーキングさん、優しい」
「マクドナルドだけでなくバーガーキングのことがすごく好きになりました」



といった温かいコメントが寄せられた。


しかし優しい気持ちになったのも束の間、バーガーキングからのメッセージには「別の意味」が隠されていると話題になっている。


「喧嘩売ってて草www」


ここで改めて、バーガーキングからのメッセージを見てみよう。


「22年間たくさんのハッピーをありがとう。
私たちの2軒隣のマクドナルドさんが今日で最終日を迎えます。
たがいに良きライバルとして、アキバを愛する仲間として
ちかくにいたからこそ、私たちも頑張ることができました。マクドナルドさん
のいないこれからを思うと寂しさでいっぱいです。どうかみなさん、
勝手なお願いですが、今日は彼のところに行ってください。ずっと背中を追い続けた
チャレンジャーの私たちから、スマイルを込めて。お疲れさまでした。」



おわかりいただけただろうか...。「私たちの〜」から右端の文字を縦読みすると、


「私たちの勝チ」



というメッセージが浮かび上がる。


ライバル店とはいえ、考え過ぎだろうか...。改行のタイミングや平仮名の使い方を見るに、とても偶然とは言い難い。ツイッターでは同様の指摘が相次ぎ、


「ひゃぁぁーそういう事か 鳥肌!!」
「喧嘩売ってて草www」
「マジで煽り散らかしてて笑っちゃった」



といった声が寄せられている。せっかく感動したのに...バーガーキング、優しそうな顔して侮れない。


バーガーキングの回答は...


真相を確かめるべく、Jタウンネットは1月31日、バーガーキングの広報を取材した。担当者によればバーガーキング秋葉原昭和通り店は2008年3月28日にオープン。約12年にわたってマクドナルドとの熾烈な戦いをこの地で繰り広げてきたことになる。


垂れ幕を下げたのは30日21時頃。広報担当者はマクドナルドに対するメッセージを送った理由について、


「これまでたがいに切磋琢磨してきたライバルであるお店へ、敬意を込めてエールを送らせて頂きました」



と説明した。


続いて、気になる縦読みメッセージ「私たちの勝チ」の真意についても聞いてみた。これは意図的なものだったのか、ストレートに聞いてみると、


「これまでたがいに切磋琢磨してきたライバルであるお店へ、敬意を込めてエールを送らせて頂きました」



...先ほどの回答と全く同じに見えるが、少し違う感情が見え隠れしている気がする。


メッセージばかりに目が行きがちだが、バーガーキング秋葉原昭和通り店では、1月31日〜2月6日の期間、マクドナルド秋葉原昭和通り店のレシートを持参すると「ブレンドコーヒー(S)」(税込190円)が無料でもらえる。


今回の件を含め、これまでにマクドナルド秋葉原店との協同イベントなどを行ったことはないとのことだ。


バーガーキングの広報担当者は今回話題になったことについて、


「ポスターを見て、何を感じられるか、どのようなご意見をもたれるかは、お客様次第だと考えております。
また、お客様がご自身の意見をどのような方法で他人に伝えられるか、あるいは世の中に発信されるかも、お客様次第だと考えております」



としている。


垂れ幕は31日のみ掲示する予定だ。

Jタウンネット

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