圧倒的なエビ量! 地元で愛される町中華『三久飯店』(祐天寺)の名物「えびチャーハン」を食べてきた

2022年2月6日(日)10時49分 食楽web


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 中目黒、祐天寺、学芸大学周辺は町中華の宝庫です。中目黒『幸楽』や祐天寺『来々軒』など有名どころもありますが、地元に住む人の憩いの場であり、大切なライフラインとして愛され続けている店にこそ、知られざる逸品があるはず。

 そこで今回は、祐天寺町中華シリーズの第一弾として、1968年創業『三久飯店』(さんきゅうはんてん)をご紹介します。

『三久飯店』は、祐天寺に住んでいる人なら知っている中華料理店です。利用客の年齢層も20代からと幅広く、様々な世代に愛されています。

 店内は2〜4名が座れるテーブル席が5つとこじんまりしていて、昼時はあっという間に満席になります。ゆっくり食べたいなら14時〜15時などランチやディナーを外した時間での訪問が吉。とはいえ、テイクアウトにも対応していますので、天気の良い日は近くの公園で食べるのも良いですね。

 味わいのある外観ですが、中は清潔感があり心地よい空間です。壁に貼ってあるメニュー数の多さに驚きつつも、名物「えびチャーハン」(税込900円)を注文しました。

 しばし「えびチャーハン」を待ちつつ、常連客と思しき人たちの様子をこっそり観察。日替わりの「定食」やチャーハン、麻婆麺、餃子にビールと思い思いに堪能している模様。厨房で腕を振るう若い大将に、ホールは品の良い女性スタッフが対応しており、全体的にやわらかな雰囲気が好印象です。

名に偽りなし! えびが10匹以上乗った「えびチャーハン」が着丼!

「おまちどうさま〜」の声とともに、やってきました。見てください、このエビの量! 存在をアピールするように、山型にこんもり盛られたチャーハンの中央にどんとエビが乗っかっています。

 エビは素揚げしているようでカリッと香ばしく、食感はプリプリ。炒飯は卵とネギとシンプルな具材ですが、鶏ガラ系のコクのある塩味で濃すぎず、薄すぎず、ちょうどいい味わい。どちらかと言うとしっとりタイプの炒飯ですが、1粒ずつ米がふっくらとしていて口の中でほろっとほぐれていく食感も絶妙です。

 セットのスープは、鶏油系のこってりした旨みがありますが、塩気は抑えられていて、さらりとした舌ざわり。炒飯の味を引き立て、口直しにはピッタリです。

 夢中で食べ進め、あっという間の完食。食べ終えたあとに、スープにチャーハンを入れてみればよかった! と思いつつ、再訪を誓って店を後に。界隈では『来々軒』に匹敵する人気店ですので、ぜひお試しあれ。

(撮影・文◎亀井亜衣子)

●SHOP INFO

店名:三久飯店

住:東京都目黒区祐天寺2-17-11
TEL:03-3711-5946
営:11:00〜21:00
休:火曜

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