【高校受験2025】神奈川県公立入試<社会>講評…やや易化

2025年2月14日(金)20時1分 リセマム

【高校受験2025】神奈川県公立入試<社会>講評

2025年2月14日(水)、令和7年度(2025年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜が実施された。神奈川県教育委員会が2025年2月7日に発表した一般募集共通選抜などの志願変更締切時志願状況によると、全日制課程の募集人員3万9,395人に対し4万6,075人が志願し、確定平均競争率は1.17倍だった。

 リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、令和7年度(2025年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜「社会」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

<社会>講評
(湘南ゼミナール 提供)
 問題構成と問題数は昨年と同じで、大問は全7問、小問は4〜5問の構成だった。昨年出題された9択の問題がなくなり、最大の配点も5点から4点となった。語句の正確な理解を問う問題が多く出題されたが、資料の読み取りは易化した。昨年と比べて、全体の難易度はやや易化したと考えられる。

 問1・問2:地理は、基本的な知識を問う問題とともに、資料を読み取る問題が多く出題された。特徴的だったのは、問1(オ)の「オンライン同時通話」に関する時差問題。1つのタイムラインの中に、日付の異なる都市が存在していることに気づけるかが鍵となった。また、問2(オ)では、NGOとNPOという紛らわしい語句の違いが問われた。

 問3・問4:歴史は、基礎的な知識を問う問題と、細かな史実の理解が求められる問題がともに出題された。問4(エ)の年代整序問題は特に難しく、同じ年におこったできごとの並び替えが要求された。第二次世界大戦、太平洋戦争の展開に関する正確な知識が問われたと言える。

 問5・問6:公民は、全体としてやや難しかったと言える。公共料金、核拡散防止条約、日本の企業などに関する細かい知識が求められ、苦しんだ受験生も多かっただろう。

 問7:昨年と同様、地理・歴史・公民の融合問題が出題された。(エ)の資料の読み取り問題は、昨年と同様の出題形式で、4つの資料を丁寧に読み解いて資料中の内容と対応させる必要があった。

 全体を通して、語句の暗記のみならず、その定義や内容まで正確に理解しているかが問われた。また、昨年と同様に、資料読解の出題も多く、最後まで集中力を切らさずに判断する力も求められた。このような問題に対応するためには、教科書内容の正確な理解、定着をしたうえで、過去問を解いて資料問題の対策をするのが良いだろう。

@shozemi_official 【超速報!!】令和7年度 神奈川県公立高校入試 社会講評 #高校受験 #神奈川県 #受験 #社会 #湘南ゼミナール ニュース番組 報道 速報 シリアス - SAKUMAMATATA


 このレポートは令和7年2月14日(金)に、速報として湘南ゼミナールにより作成されたもの。
協力:湘南ゼミナール(執筆:教材開発部 社会科責任者 吉田 博一氏)

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