冷凍食品をナメたらいかんぜよ! あのデニーズがガチで作った冷凍の「豚肉料理」が旨すぎるワケ

2023年2月14日(火)10時51分 食楽web


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●調査内容:群雄割拠の冷凍食品市場に、『デニーズ』が手掛けるブランド「Denny’s Table」が参戦。その味わいやいかに!?

 コロナ禍以降、内食・中食が増え、冷凍食品にお世話になる機会が増えました。スーパーマーケットに行けば、様々な冷凍食品が売られていますが、市販食品メーカーだけでなく、飲食チェーンも積極的に冷凍食品市場に進出しているようです。

 そんな中、大手ファミリーレストランチェーン『デニーズ』からも、ハイレベルな冷凍食品が複数リリースされているのを目にしました。ブランド名は「Denny’s Table」。ファミリーレストランの中でも、美味しさに定評がある『デニーズ』ですが、あの味を自宅のテーブルでいただけるとあって、かなり気になります!

 というわけで今回は、この「Denny’s Table」の商品を複数試食しレビュー。合わせて「Denny’s Table」担当者にもブランドのこだわりや各商品の特徴などの話を聞いてました。

「簡便性」を超えて「選ぶ楽しみ」へ。マンネリ化を打破する「Denny’s Table」

「Denny’s Table」は、デニーズが約50年育んできた味わいを自宅で簡単に食べられる冷凍食品シリーズです。店舗やオンラインで購入できるこの商品は、コロナ禍以降のマンネリを打破すべく誕生したそうです。

 各商品の味わい・設計はもちろんレストランレベル。そこに、家庭でさらにひと手間を加えることで、レストラン風のアレンジメニューがいただけるという寸法です。「Denny’s Table」の優位性はまさにこの点にあるようで、食卓がいつもよりぱっと華やかになるのが、他の冷凍食品とは大きく違うポイントだとか。

冷凍庫から冷蔵庫に移し8時間解凍でいただける絶品のポーク


「低温でじっくり仕上げた三元豚のしっとりロゼ色ポーク」753円(税込)。さっそくいただいていみます!

 今回まずいただいたのは「低温でじっくり仕上げた三元豚のしっとりロゼ色ポーク」。真空パックのパッケージで販売されています。


まさかの調理要らず!?

 いざ調理を開始……と思って裏面を見ると、湯煎したり、レンチンすることもなく、なんと冷蔵庫での解凍のみでいただけるとのこと。「加熱するだけで簡単に作れる」のが従来の冷凍食品の便利さでしたが、本商品に限ってはその加熱すら要らないとは驚きです。

 解凍時間は8時間と少々長めですが、じっくり解凍することでドリップが出ないように設計されているそうです。というわけで8時間ジッと待って解凍してからいただいみることにします。


解凍後がこちら

 8時間後、袋を開けて出してみると、想像以上にごろっとしたお肉が入っていました。そのままでも食べられますが、表面をフライパンで軽くグリルするとより一層香ばしく美味しく食べられるとのこと。ここは少々手間ですが、これくらいなら全然大変ではありません。焼いてみましょう!


フライパンでひと手間加えます

 熱したフライパンに少量の油を敷き、解凍したポークの塊を焼くと、香ばしい香りが漂い、そしてジューっという音が聞こえ、食欲を刺激してきます。自分では手間のかかる下ごしらえや煮込みは一切していないのに、このひと手間だけで“料理をしてる感“を味わえるのもなんだか嬉しいです。


見よ、この美しいさくら色!

 表面を焼いた後、薄くカットすると、見事に綺麗なさくら色がお目見えです。口に入れた瞬間まず驚いたのが、しっとりとした食感。調理肉を冷凍すると、水分が飛んでパサついてしまいがちですが、本商品は、長時間冷凍保存され、冷蔵で解凍されたとは思えない柔らかさです。

 そして肝心の味は、ジューシーで、肉本来の旨みが口いっぱいに広がります。添え物ナシでも十分美味しいですが、粒マスタードやバルサミコソースなども合いそうです。柚子胡椒を付ければ和風でも楽しめそうです。筆者は家にあったパクチーを添えていただきましたが、このようなアジアンな食べ方も抜群に合います。

 冷凍食品と言われなければ気づかないほどのクオリティで、自分用のおつまみとしてはもちろん、人が大勢集まった際のオードブルの一品にもバッチリだと思いました。

海老グラタン、キーマカレードリアもやっぱり絶品!


他にも多数ラインナップ

「Denny’s Table」では他にもメインディッシュ、スープやデニッシュなどの洋食を中心としたメニューが多数揃っています。その中でも、特に気になった「北海道産3種チーズの海老グラタン」、「スパイス香る!野菜を楽しむキーマカレードリア」の2品を、さらにいただいてみることにしました。

 これらは前述のポークと違い、相応のレンチンが必要ですが、それくらいはなんてことありません。


「北海道産3種チーズの海老グラタン」580円(税込)

 北海道産ゴーダ、モッツァレラ、パルメザンの3種チーズを使用した、クリーミーなペンネグラタン。チーズのコクと旨みが、ちょうど良い硬さのペンネに絡み、食べ応えもばっちりな一品でした。


「スパイス香る!野菜を楽しむキーマカレードリア」580円(税込)

 こちらはえだまめ、れんこん、ごぼうなど野菜の食感が楽しいキーマカレードリアです。本格的なスパイスの香りが鼻腔をくすぐります。辛いだけでなく、スパイシーな中にも野菜の甘みを感じる奥深さは、まさにレストランの味でした。

冷凍食品なのに、この完成度の高さは何故?!


『デニーズ』が自信をもってお届けする「Denny’s Table」シリーズ

 ポークだけでなく、追加でいただいた2品いずれも絶品で、家庭にいるのに気分はまさに『デニーズ』のテーブルにいるかのよう。冷凍食品でありながら、一般に売られているものとは格段に違うこの味わいは、どのようにして作られているのでしょうか?

「Denny’s Table」担当者に、そもそものブランドコンセプトと、冷凍食品を作る上で「一歩抜きん出た美味しい味」を生み出すための製法とこだわりについて聞いてみました。

「近年、内食・中食にマンネリ化を感じている傾向がみられ、また、『行ったことがない飲食店に行きたい』『食べたことがない料理を食べたい』といった新しい体験欲求の高まりがありました。そこで冷凍食品の特徴である『即食簡便性』から『より美味しく、選べる楽しみを提供する冷凍食品』として『Denny’s Table』ブランドが誕生しました。

 製造する上で、『Denny’s Table』の各商品に共通する大きなポイントは、原料の違いです。長年培ってきたレストランとしての品質を提供するために、原料の選び方にもかなりこだわっています。高評価をいただいたポークに関しては、50℃〜65℃の低温で長時間加熱しています。低温でじっくり加熱することで、お肉の筋繊維が縮まないため、解凍した後でも柔らかく仕上がります。

 このように厳選した原料と、製造時の手間ひまを惜しまないことで、他の冷凍食品と比べ一歩抜きん出た味わいを表現しています。付け合わせと合わせたり、ちょっとしたアレンジを加えることでさらにテーブルが豪華になり、美味しくいただけることウケアイです。簡単な手間と、抜群の美味しさを実現した『Denny’s Table』の味わい、ぜひご賞味いただければ幸いです」(Denny’s 担当者さん)

●調査結果:数多の冷凍食品の中でも「Denny’s Table」が美味しいその理由は、選び抜かれた原料と、下処理によるものだった!

「Denny’s Table」は約50年かけて培ってきたファミリーレストランとしてのこだわりや知見を全て投入し、デニーズが本気を出してつくった冷凍食品と言って良いかもしれません。まだ寒いこの季節、外食も良いけど、「Denny’s Table」の美味しい冷凍食品で、お家のテーブルを華やかに過ごすのも良いと思いますよ!

(撮影・文◎長岡ユミ・松田義人)

●DATA

Denny’s Table

https://www.dennys.jp/dennys-table/

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