金沢城ミステリー? 石垣に刻まれたマークの謎

2018年2月19日(月)7時6分 Jタウンネット

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2018年2月5日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、金沢城の石垣についての話題が出ていました。


皆さんは、金沢城の石垣にマークがあるのをご存じですか?


マル、バツ、ひょうたん、サイコロ...


金沢城は、「石垣の博物館」といわれるほど、いろいろな石垣があります。その石垣にはマークが彫ってあるのです。


○(マル)の中に×(バツ)印がしてあるものや、卍(マンジ)、田、など。城内には200種類以上ものマークが見つかっているそうです。


金沢城管理事務所の方の話では、はっきりとした文献こそないものの、このマークは、石工集団のマークだといわれています。


石垣には戸室山の石が使われました。当時は、職人が石切場で掘る→割る→削る作業をして、一つ作るのに1〜2日かかっていたといわれています。


その石が、金沢城では推定十数万個使われているのです。考えられるのは、藩が石工集団の作業グループごとに一つのマークを与えて、割り振られた石の数をきちんと収めていたか、管理していたのではないかということです。


三代藩主、前田利常の時代はマークが大型化、意匠化してきて、ひょうたんやうちわ、サイコロのマークなども出てきたものの、五代藩主のころには、質素なものが多くなりました。


そして、マークのない石垣も多数あり、まだまだ解けていない謎がたくさんあるそうです。この石垣に着目して、金沢城を巡るのも楽しそうですね。(ライター:りえ160)

Jタウンネット

「石垣」をもっと詳しく

「石垣」のニュース

「石垣」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ