就活で「無双できる」印象の上げ方 第24回 就活の面接では、「相づちのバリエーションが少ない」と相手を不安にさせる
2025年2月21日(金)6時7分 マイナビニュース
まだまだあります! 就活の場面で遣うと評価が著しく下がる言葉遣いシリーズです。
また、就活シーンだけではなく、社会人となってからも上司をはじめ、大切な取引先の方、クライアントの方との会話や商談で発してしまうと、会社のイメージまでもダウンさせてしまう恐れもあります。
友人や親しい方との会話と、ビジネス、フォーマルシーンでの会話。公私をしっかり分けられるのがデキるビジネスパーソンです!
■相づち、打っていますか?
人事の担当者が自社について、手続きについて、など熱心にご説明をされているとき、あなたは最適な相づちを打てているでしょうか?
真剣に聞くがあまり、すっかり相づちを疎かにしてしまうこともありますが、話し手は不快に感じてしまいます。
その話にとても「興味あります」「勉強になります」といった前向きな姿勢を表せるのが相づちなのです!
よく聞く「そうなんですね」
ではあなたの相づちのバリエーションを考えてみてください。「はい」や「ええ」は基本的な相づちになります。その他にはいかがでしょう?
「あ、そうなんですね」と言っている覚えはありませんか? これは目上の人への相づちとしてはふさわしくありません。最後に付けた「ね」には尊敬の意がなく、むしろ馴れ馴れしいといった印象を与えてしまいます。
友人に遣う「そうなのね」「そうなんだね」の延長線上と考えてよいでしょう。
私の生徒さんを始め、周りでもよく聞かれますので何の気なしに遣っているのかもしれませんが、注意していただきたい相づちとなります。では、同じニュアンスとして目上の方に伝えるには何が適しているのでしょうか?
シンプルに「そうですか」や、少々硬めに表現したいのであれば「そうでいらっしゃいますか」などが適切となります。
また、前回お伝えした「なるほどですね」ももちろん同様です。こちらは、「なるほど」自体が目上にはよろしくない旨、周知されていますので更に注意が必要でしょう。
増やしたいボキャブラリー
「はい」「ええ」「そうですか」の他にもぜひ相づちボキャブラリーを増やす努力をしてみてください。
ずっと同じ相づちばかりでは、真剣に聞いていない、理解していない、上の空、やる気がない……など決していい印象を与えることはできません。
「存じております」「そのように思っております」「かしこまりました」「承知いたしました」「素晴らしいです」など、返事としてではなく、会話の中での相づちとして遣って、話し手の方にあなたの真剣さや誠意を感じてもらえる聞き方の戦略をたてていきましょう!
諏内えみ マナースクール ライビウム代表マナー、ふるまい、会話を学ぶ「Salon the SUNAI」が人気。映画やドラマでの俳優の所作指導、「世界一受けたい授業」「ホンマでっか!? TV」等出演多数。TikTok、YouTube、Instagramでも活躍。著書に大ベストセラー『「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社)、「先生! ダメダメな私を2時間で仕事デキる風にしてください!」 (KADOKAWA)、「一流の言いかえ」(光文社)等。 この著者の記事一覧はこちら