女性の半数以上「デリケートゾーンに悩み」 - 症状は?
2025年3月4日(火)9時50分 マイナビニュース
ロート製薬は2月20日、「デリケート部位に関する調査」の結果を発表した。調査は2024年7月26日〜28日、全国15〜59歳の女性1,030名(中学生/関連業種の従事者は除く)を対象に、インターネットで行われた。
調査によると、デリケート部位に悩みを抱えたことが「ある」女性は58.2%と、オーラルと同水準。特に、20代(71.4%)や10代(66.5%)の若年層を中心に悩みが多いことが明らかに。
また、婦人科系の悩みを聞くと、「おりもののニオイ/質に異変を感じたことがある(感じている)」(38.5%)が最も多く、生理症状に関する回答よりも高い。特に、30代では47.1%と5割近くに達し、30代を境に「おりもののニオイ/質」に異変を感じる人が増加することが分かった。
続いて、デリケート部位に関する悩みや気になることを尋ねたところ、半数以上が何かしらの悩みを抱えており、特に「かゆみ」(61.2%)で6割を超えた。次いで「ニオイ」(46.8%)、「ムレ」(43.5%)、「かぶれ」(31.7%)、「黒ずみ」(31.4%)と続き、デリケート部位の悩みはさまざま。
また、原因は「ムレ」(38.8%)であると考える人が全体的に多く、加えて、20代・30代では「ストレス」(20代31.6%、30代30.9%)をあげる人も多かった。
次に、デリケート部位についていつ頃から悩んでいるかと尋ねたところ、「2年以上前から」(39.6%)が4割にものぼり、長期間悩みと向き合っている女性が多いことが明らかに。年代別では、20代は「2〜3年前くらいから」、30代は「5年前くらいから」が最も多く、女性にとってデリケート部位の悩みは深刻な問題であるよう。
一方、デリケート部位の悩みに対しどう対処しているのかを聞いたところ、およそ3割(29.3%)が「自宅でできるセルフケア」を実施。具体的には、「デリケート部位を丁寧に洗う」(63.3%)、「デリケート部位を洗いすぎない」(60.6%)で6割を超えた一方で、「デリケート部位専用の洗浄剤を使用する」と回答した人は13.8%にとどまった。
他方、「対処したことがない」という方に理由を聞いたところ、「対処法がわからないから」(44.1%)や「費用がかかるから」(39.6%)が上位に。また、デリケート部位のケア方法に関して「正しいケア方法を知っている」人は24.1%、「自分に合ったケア方法を知っている」という人は23.8%にとどまり、その一方で、7割近くの人が「正しいケア方法を知りたい」「自分に合ったケア方法を知りたい」と考えていることがわかった。