婚活パラダイス 離婚予備軍多数!? 夫婦のコミュニケーション実態調査
2025年3月7日(金)17時46分 マイナビニュース
LIFRELLが運営する婚活・恋愛に役立つ最新情報を発信するメディア「婚活パラダイス」では、夫婦仲に関する実態を探るべくアンケート調査を実施した。
本調査は「夫婦仲がよくないと思っている」と回答した既婚男女200名を対象に、結婚年数やコミュニケーション状況、離婚意識など多岐にわたる項目について行ったもの。調査結果は以下となった。
○■夫婦間でコミュニケーションは十分とれているか
「十分とれている」はわずか4名と非常に少ない結果となった。
「ある程度はとれている」が84名と最も多いものの、「あまりとれていない」「ほとんどとれていない」を合わせると112名となり、約56%がコミュニケーション不足を感じている。
夫婦関係を改善する上で、日頃のコミュニケーション手段や時間の確保が課題となっているのがうかがえる。
○■配偶者とのコミュニケーションで困っていること
「相手の言い分が理解できない/納得できない」が最多で63名。コミュニケーションの根本にある“理解不足”が課題と考えている人が多いことがわかる。
「会話の時間自体が足りない」「自分の意見を言いづらい」「話を聞いてもらえない」という回答も多く、互いの気持ちや意見を共有する時間や機会が十分に確保できていない状況が浮き彫りになった。
○■夫婦で話し合いをするときの印象
「言い争いになりがち」「自分ばかり我慢している」がそれぞれ57名で最多となった。対立構造や一方的な我慢が夫婦間の対話を難しくしていることがうかがえる。
「話し合い自体ほとんどない」も47名と多く、そもそもコミュニケーションが不足しているケースも見受けられる。
「冷静に話し合えている」は16名と非常に少ない結果となり、多くの夫婦が建設的な話し合いに課題を抱えている様子がうかがえる。
○■夫婦間のスキンシップに対する満足度
スキンシップに「十分に満足している」は6名のみと少なく、「やや不満」「全く不満」を合わせると108名で過半数を占める。
一方で「どちらとも言えない」が72名存在し、スキンシップに対して明確に満足・不満を表しにくい夫婦も一定数いる。
夫婦仲を改善するには、コミュニケーションだけでなく、互いの親密感を育む工夫が求められる、としている。
○■離婚を考えたことがあるか
「一度は考えた」が96名と半数近くにのぼり、「真剣に考えている」も40名と、合計すると約68%が離婚を具体的に思案した経験がある。
「全く考えたことはない」はわずか26名であり、夫婦仲の悪さが離婚意識に直結しているケースが多い。
夫婦仲が悪いと感じつつも踏みとどまっている人の中には、「考えたことはないが興味はある」(38名)という回答もあり、潜在的な離婚リスクを抱えている夫婦も少なくない。
○■既婚者同士が出会う既婚者マッチングアプリの認知度
「知っているが、利用したことはない」が101名と過半数を占め、認知はある程度広がっているものの、実際に利用したことがある人は14名、現在も利用中の方は9名と少数だった。
既婚者が出会うマッチングアプリへの是非や倫理的な懸念を感じている人も多いと推測される。
○■異性の友人についての考え方
「作ってみたい」が132名と大多数を占め、夫婦以外の異性とのコミュニケーションを求める意向が強いことがわかる。
夫婦の関係に息苦しさを感じる人が「第三者的な立場の異性に話を聞いてほしい」と思う心理があるのかもしれない。
「すでにいる」と回答した23名は、夫婦仲とは別に、安心して相談できる異性の存在を確保している状況と考えられる。
○■既婚者マッチングアプリの利用意向
「使ってみたい」が60名いる一方、「使いたくない」が51名とほぼ同数となった。
「わからない」という回答が89名と最も多く、興味はあるものの一歩踏み出すのに抵抗を感じている人が多い。
夫婦関係の悩みがきっかけで新しい出会いを求める動きがある一方、倫理観や今後の夫婦生活への影響を懸念している層も少なくない。
○■まとめ・総評
本調査では、「夫婦仲がよくない」と感じている既婚男女200名の実態を明らかにした。回答者の多くは、夫婦間のコミュニケーション不足や相手への理解不足を問題視しており、さらに離婚を一度でも考えたことがある人が約7割に達している。
また、既婚者向けマッチングアプリについては認知度が高まっている一方、実際に利用している人は少なく、「使ってみたい」「使いたくない」という意見が拮抗しつつも、「わからない」と迷っている層が最多だった。
夫婦関係の改善には、お互いの気持ちや考えを理解し合うコミュニケーションの時間の確保・工夫が不可欠である。また、新たな出会いを求める動きや離婚を考えるほど関係が悪化している背景には、現代のライフスタイルや多様な価値観も影響していると考えられる。
今後は、夫婦の絆を深めるためのサービスやコミュニティの充実が求められるとともに、多くのカップルがより良い関係を築くための選択肢が増えることが期待される、とレポートを結んでいる。
○■調査概要
実施日:2025年1月〜2025年2月
調査機関:クラウドワークスによるインターネット調査
調査人数:200名
調査対象:夫婦間が不仲だと感じている既婚男女
調査概要詳細
【年代】20代:23名、30代:93名、40代:49名、50代:29名、60代以上:6名
【結婚年数】1年未満:9名、1〜3年:31名、3〜5年:41名、5〜10年:39名、10年以上:80名
【お子様の有無】子供がいる:146名、子供がいない:54名