芸が細かい!関ケ原のコインロッカーは、武将の「兵力」でサイズが変わる

2019年3月11日(月)18時0分 Jタウンネット

岐阜県の関ケ原町にあるコインロッカーが、いまツイッターで話題になっている。


関ケ原といえば、1600年、石田三成率いる西軍と徳川家康率いる東軍が激突した古戦場だ。天下分け目の戦いが繰り広げられた場所である。その関ヶ原町の観光案内、おみやげショップや休憩スペースなどがある、古戦場巡りの拠点は「関ケ原駅前観光交流館」という。


ここのロッカーは、関ヶ原ゆかりの武将たちの家紋と名前が、大きく掲げられている。ツイッターに「大身な大名のロッカーほど料金が高くなる」という指摘が投稿された。


いったい、どういうことなのだろう。Jタウンネット編集部が詳しい話を聞いてみることにした。


コインロッカーの大きさは推定兵力で分かれる?


電話で答えてくれたのは、関ヶ原観光協会事務局の担当者だった。


「コインロッカーは大型、中型、小型の3タイプに分かれており、それぞれ1日300円、200円、100円と料金が異なります」


それでは大型というと? 「東軍、徳川家康、推定兵力3万」と記されている。次は、「西軍、宇喜多秀家、推定兵力1万7000」だ。さらに「西軍、毛利秀元、推定兵力1万6000」、「西軍、小早川秀秋、推定兵力1万5000」と続く。なるほど、推定兵力というのが、このコインロッカーのポイントのようだ。


「西軍、長宗我部盛親、推定兵力6000」、「東軍、福島正則、推定兵力6000」、「西軍、石田光成、推定兵力6000」、「西軍、小西行長、推定兵力6000」と続き、大型コインロッカーは計8個である。


人気の石田光成のロッカーを1日300円で独り占めできるなら、ラッキーと感激する歴女もいるかもしれない。


中型には、「東軍、黒田長政、推定兵力5400」、「東軍、細川忠興、推定兵力5000」、「東軍、井伊直政、推定兵力3600」など、大河ドラマの主役となったビッグネームも登場する。そのほか、吉川広家、京極高知、田中吉政、加藤嘉明、筒井定次、藤堂高虎、小川裕忠、山内一豊、生駒一正などのロッカーもある。中型200円の数は、計12個だ。


また小型は、安国寺恵瓊、島左近、島津義弘など推定兵力1000前後の武将たちのコインロッカー、1日100円、計10個である。


「関ケ原駅前観光交流館」の開館時間は午前9時から、早めに入館すれば、お目当ての武将のコインロッカーを占有できる確率は高くなる。ただし、「17時閉館なので、それまでには必ず荷物を引き取りに来てください」とのこと。


また「歩きやすい靴、運動靴を履いて行かれること、水分補給を忘れないこと」と注意を呼び掛けている。「例年3月20日頃から少し込みそうなので、お気を付けください」と、担当者は語ってくれた。

Jタウンネット

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