正社員なのにボーナスたったの1万円! 雀の涙?「寸志」にガッカリする会社員の声

2018年3月23日(金)11時48分 キャリコネニュース

会社員にとって仕事をする上でモチベーションとなる「ボーナス」。どんなに大変な仕事もボーナスがあるから乗り切れるという人も多いのでは。しかし、実際には賞与とは名ばかりで、「寸志」という名目のもと雀の涙程度のボーナスしかもらえない会社も存在する。企業口コミサイト「キャリコネ」には、「寸志」程度の賞与に嘆くリアルな声が寄せられた。(※参照元 キャリコネ 「寸志」)

「上位5人くらいの人しか10万円台はもらえていないような状態です」


「給与は最低。近くで一人暮らしをしようものなら、貯金はできないと思います。ボーナスも営業はノルマが絶対に達成できない内容になっているため、マックスが寸志でその後はなしに等しい。それでも会社が『業績悪いけど、かわいそうだから出してやってる』感を前面に押し出してくるため、社員としては1万あるかないかのボーナスであれば、逆にいらないと不満は続出です」(ルートセールス 20代後半 女性 正社員)
「求人票では、賞与が3ヶ月分となっていたのですが、そもそも基本給という概念がなく、ほとんど寸志でした。販売金額や、車検の獲得件数などによって変わってくることが多かったのですが、上位5人くらいの人しか10万円台はもらえていないような状態です。会社からは『そもそもボーナスが出せるほど儲かっていなが、今回は特別に出す』というようなニュアンスが多かったです」(フロアスタッフ 20代前半 男性 正社員)
「決算賞与とあるが、名ばかりで寸志以下の褒賞しか貰えない。」(システムエンジニア 30代前半 男性 正社員)

本来、「寸志」とはお礼や感謝の気持ちを表す「少しばかりの金銭や品物」のこと。別名「心づけ」とも言われ、目上の人から目下の人に対して渡されるものだ。口コミを見ると、求人票には「賞与あり」と記載されていても、実際のボーナスの額は1万円から数万円ほどという企業が存在するようだ。

会社員にとって夏と冬の大イベント「ボーナス」。ボーナスを期待して入社した場合、現実とのギャップにショックを受けてしまう人も多いだろう。さらにそのわずかなボーナスでさえ、経営層から「出してやっている」という態度が伝わってくると、現場のモチベーションは一気に下がってしまう。

「賞与の額が新卒ととにかく違う」冷遇される中途採用者の嘆き

新卒入社か中途入社か、正社員か契約社員か。雇用形態や採用枠によっても、待遇が変わるケースも。

「中途採用で入社し、2年後に無期雇用制度に切り替わるとの契約で入社いたしました。そして、来年の4月から切り替わる予定でしたが、賞与の額が新卒入社の方ととにかく違うと伺いました。新卒入社の方は、皆さん海外旅行に行ったりされてますが、中途採用では寸志のようです」(金融関連職 30代後半 女性 契約社員)
「契約社員は、半年に一度の業績評価も、なかなか上げてもらえず、ボーナスも寸志程度でした。契約社員もみんな頑張って、かなり頼りにされている感じで頑張っていたのに、全然評価されてもらえず、やりがいはありませんでした」(営業事務・管理事務 30代後半 女性 契約社員)
「中途入社は基本2年以上は契約社員で働くことになっていました。その後面接で正社員になれます。とはいえそれでも月給18万程度。手取りでは16万残りません。それまでは時給換算で900円程。ボーナスは無く、寸志で2〜3万程度。周りの和菓子販売の会社は殆どそんな感じだったと思います。一人暮らしならまだしも、これで結婚は難しいと思います。正社員でも共働きしている人が殆どです」(ショップスタッフ 30代前半 男性 契約社員)

新卒採用者や中途入社の正社員と比べて、中途の契約社員は賞与が少ないケースが多い。途中で正社員に切り替わっても、寸志程度のボーナスしかもらえない悲しい現実も。この待遇では、1人暮らしをして余暇を楽しんだり、結婚して家庭を持ったりすることは難しくなるだろう。

少ない給与や寸志で忙しく働かざるを得ない状況はまだまだ多い。入社前にボーナスの実態や待遇面をしっかりリサーチすることが必要だ。


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