“オーバーツーリズム”に悩む村、住民は我慢の限界「イングランドで最も美しい村」のケース

2025年3月24日(月)21時58分 ナリナリドットコム

3月23日に長崎県対馬市の和多都美(わたづみ)神社が、外国人観光客による迷惑行為を受けてきた結果、氏子、崇敬者以外の境内への立ち入りを禁じる方針を発表したが、イギリスでも同じような“オーバーツーリズム(観光公害)”の悩みを抱えている人たちがいるようだ。

「モダンデザインの父」と言われ、ファンタジー作家として著名なウィリアム・モリスがかつて「イングランドで最も美しい村」と賞賛したグロスターシャー州バイブリー。昔から観光地として著名だったが、近年、ますます多くの観光客で溢れかえっているため、住民が耐えかねているという。

観光バス、そして車で来る観光客が多く、村の住民の交通に不便さ、危険さを感じており、村に駐車場がないため、観光客が庭に勝手に車を止めてしまうといった問題も発生。さらにゴミの問題や騒音に悩まされているという。物件を購入して夏の別荘代わりに貸し出す業者も出てきたため、若者が村を離れなければならないような状況と、英紙デイリーメールが伝えている。
ネットでは「イギリスが植民地化した国で、現地の人々がイギリス人に対して抱いていた視線と同じ」「観光客は少なくともお金を落としていく。問題は帰国しない“客”だ」「イギリス人が他の国で礼儀正しくしているかどうか……」といったコメントが寄せられている。

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