結婚式「キャッシュレス祝儀」に反対の人の割合は?

2025年3月31日(月)17時48分 マイナビニュース


トキハナは3月26日、ご祝儀に対する意識調査の結果を発表した。調査は2025年3月10日〜3月21日、令和(2019年5月1日以降)に結婚式に参列した20代〜40代の男女329名を対象にインターネットで行われた。
○59.5%の人がキャッシュレス祝儀に賛成
本調査では、59.5%の人が「キャッシュレス決済」でご祝儀を渡すことに賛成であると回答した。
○賛成派の意見
賛成派からは、「現金である必要性がない気がするから、新郎新婦が望む形ならいいと思う。あくまで貰う側の希望に沿う形で賛成する」という考えや、「手持ちが足りないときに便利なので」という理由が挙げられる。
また、「お互い楽だから。働いている人にとって、銀行にわざわざ行ってピン札を出すのはかなり大変(銀行は平日17時までしかあいていないため、普通のサラリーマンはかよえない)」という利便性を重視する意見や、「普段キャッシュレスでほぼ買い物を行っており、高額紙幣を手元に置いていないので、口座からおろす手間と、新札がくるまでおろして確かめる手間が省けるから」という声もあった。
さらに、「集計などがスマホひとつでかたずくので」という点や、「現金でピン札を用意するのが簡単ではないからです。現金で渡す場合はお札の向きをいちいち調べたり、ご祝儀袋を買ったり名前をきれいに書いたり、手間が多いからです」、「ご祝儀袋がもったいないと思うから」という理由を挙げる人もいた。
○反対派の意見
一方で、反対派の意見としては、「ご祝儀袋を選ぶのもお祝いの気持ちを表す大事なステップだから」という考えや、「現金を持ち歩かなくていいのは安心するがお祝いは手渡ししたい」という、直接渡すことに意味を感じる意見がある。
「なんとなく、気持ち的に嫌だから」、「結婚式の時ぐらい伝統を守ってもいいと思う」という価値観を重んじる意見や、「これは個人的なことでしかないが、電子マネーというのは実態がなく、ありがたみがイマイチ感じられないから」という声もあった。また、「ちゃんとした水引が付いているお祝い入れに現金を入れてお渡しするのが礼儀であり、常識的であると考えているから」という意見も見られた。
このように、利便性を求める意見が多い一方で、伝統を重んじる気持ちからキャッシュレスに抵抗を感じる意見も一定数見られた。今後、結婚式におけるご祝儀の在り方は、多様な価値観に応じた選択肢が求められるかもしれない。
○渡す相手によって賛否が分かれる
友人や同僚へのキャッシュレスご祝儀には比較的肯定的な意見が多い一方で、上司や親族へのキャッシュレスご祝儀には慎重な意見が目立った。「目上の人には現金の方が礼儀として適切」という価値観が残っていることがわかる。
○キャッシュレスご祝儀のメリット
キャッシュレスご祝儀に対するメリットとしては、「手軽でスムーズ(59.6%)」、「受付の負担が減る(44.1%)」、「盗難の心配がなくなる(37.1%)」、「送金後すぐ確認できる(34.0%)」「現代的でスマート(24.3%)」といった項目が上位を占めていた。
○キャッシュレスご祝儀のデメリット
キャッシュレスご祝儀に対するデメリットとしては「感謝の気持ちが伝わりにくい(43.5%)」、「伝統的な雰囲気がない(37.4%)」、「アナログ世代への説明が面倒(35.9%)」、「マナーを欠いた印象(35.3%)」といった項目が上位を占めていた。

マイナビニュース

「キャッシュレス」をもっと詳しく

「キャッシュレス」のニュース

「キャッシュレス」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ